第38回
「この症状、「気」のせいですか??」ついに謎症状が解明された!? お悩み解消レポート!
2023.02.14更新
こんにちは。新人・ニシオです。
私は、太陽を見るとくしゃみが出てしまうんですが、こういう風に昔からずっと「気」にはなっているものの、病院に行くまでもない・・・そんな症状の一つや二つ、皆様にも思い当たる節はありませんか?
そんな「気」になる症状ばかりを集めたイベント「この症状、「気」のせいですか??」が、2月3日(金)に開催されました! 「へ〜!」「そうだったんだ!」と、知的興奮に満たされつつ爆笑もありつつという、大盛りあがりのイベントでした!
今回はその様子を一部、お届けします!(冒頭の、太陽をみるとくしゃみがでてしまう症状は若林先生によれば「光くしゃみ反射」という名前がついた現象だったことが明らかになり、長年「気」になっていた、悩みが解消されました!)
マニキュアを塗ると息が苦しい
――大学生の女性の方から、質問がきています。マニキュアを塗ると息が苦しくなります。爪が呼吸をしていて、それを防いでいるからだと思っているのですが、実際どうなのでしょうか?
若林 体表面が呼吸をしているって噂があるじゃないですか。ええと・・・我々はカエルじゃないんで(笑)。体の表面からは呼吸はほとんどできないんですよ(笑)。
――そうなんですね(笑)
若林 ただマニキュアを塗ると息苦しい感じがするというのは、私もわかります。
気持ち悪いのは、おそらく、マニュキュアを塗ったところと、塗っていないところでは、熱の放散が変わるからなんでしょうね。爪や手の甲というのは、他の体の部位と比べて、毛細血管が異常に多いんです。これは体温調整のためにあって、毛細血管のおかげで、熱を出したりしてくれているんです。それがマニキュアによって、滞ってしまう感覚が、嫌なんだろうなあと思っています。
年を重ねるごとにホクロが増えた
――次です。40代女性の方からご質問です。主に肩から下、足より上の胴体の部分に、黒いホクロがたくさんでき年を重ねるほど増えています。皮膚科ではイボと言われ、害があるとは言われなかったのですが、出来るだけ増やしたくないのです。何か自分にできることはありますか?
若林 これ皮膚科で呼ばれる、イボの典型的なやつですよね。このイボの正式名称が、嫌なんですよ(笑)。
「老人性疣贅(ゆうぜい)」と言うんです。老人と書いていますが、歳若くてもできます。
これに関して我々、東洋医学の人間は、ハトムギを飲め! って言うんですよ。「ヨクイニン」という名前で売られています。これって意外と効くんです。昔は、お灸で焼き切っていたんですけど、ハトムギを飲めば、大丈夫です。
――そもそもなんですが、ホクロはどうしてあるのでしょうか?
若林 東洋医学の世界では、気血の滞り、という風に捉えています。なので小児のうちってホクロ少ないんです。年を重ねるにつれ増えていったりする。またホクロって消えたり出たりするのって、知ってます? 経絡上のどこにホクロがあるのかで、その人の現在の、体調を判断したりもしています。古代中国では王様の顔にホクロができたりすると、不吉だといわれていたそうですよ。
母親と話すと鼻が痒い
――最後に、質問です。20代女性です。母親と話すと鼻が痒くなります。詳細に話すと、それは高校生の頃からで、対面でも電話でも母親と話す時のみ発症します。ムズムズし出して、鼻が赤くなるくらい、痒いです・・・。
ということなんですけど、そんなことってありますか?(笑)
若林 初めて聞いた時、お母さんとの関係性ってどうなんだろう? って思ったんですが(笑)。これアレルギーの症状と全く同じなんですよね。言ってみれば、「お母さん」という刺激があるんですよね。それも炎症を起こさせる刺激(笑)。
――すごい話ですね(笑)。
若林 すごい話なんです。ただ東洋医学的に言うと、鼻が痒くなるのは肝(かん)と胆(たん)が関わっていると言うんです。肝(かん)と胆(たん)に熱が一定以上、こもると鼻にくるんです。というわけで原理的にはそうなのですが、解決策はお母さんに対するストレスをお母さん本人と少し話し合えるのがいいですね(笑)。
――(笑)
いかがでしたでしょうか?
アーカイブ版もございますので、よろしければチェックしてみてください! 寒さが厳しいこの頃。『気のはなし』で理論を学び『健康の話』で実践し、この季節を乗り越えていきましょう!!