第2回
夏休みの宿題2019編 (2)
2019.08.14更新
こんにちは。仕掛け屋チームのハセガワです。先週はイケハタ&スガコンビが、『益田ミリ×山陽堂 本としあわせしりとり展』のお知らせをしました。今日は同時進行で準備が進む、もうひとつのフェアのお知らせです。
以前からミシマ社の本を置いてくださっている「スーベニアフロムトーキョー」さんで、ミシマ社のフェアを開催します。スーベニアフロムトーキョーさんは、国立新美術館の地下1階にあるミュージアムショップ。ここは、おもしろいデザインプロダクトや、作家さんのすてきな作品などを取り扱っており、幅広いラインナップで見応えのあるお店です。
ご担当の田原口さんにお声がけいただいたのは、今年の春のこと。この場所で本をメインにフェアをするのは、はじめての試みだそうです。わたしたちにとっても、いつもの本屋さんとは少し違った空間でのフェア、さらに今回は、一緒にミニ展示もすることになり、お互い、いろんなことがはじめてづくし。楽しみ半分、ちょっとどきどき。どんなフェアがいいかな?と考えていたら、あっという間に7月になっていました。
今回のフェアのテーマは、「ちいさいミシマ社」です。これは、ミシマ社が今年新たに立ち上げた、少部数出版に特化したレーベルの名前です。「ちいさいミシマ社」の誕生をもっと多くの人に知ってもらいたい、という思いとともに、自分たちの本作りそのものをあらわす言葉でもあります。「ちいさな総合出版社」であるミシマ社の本作りを、読んで、見て、触って、楽しんでいただければうれしいです。
それでは、準備の様子や見どころを、少しずつご紹介します!
その1「一冊入魂」の本作りの舞台裏、初公開!
展示スペースではこれまで作ってきた本のなかから、特に装丁デザインの面でこだわった作品の色校(印刷の試作)を中心に展示します。また、編集面での苦労や工夫を代表・ミシマ自ら、手描きメモとともに紹介します。一冊の本ができあがるまでに、どんな試行錯誤がされているのか?ふだん読者の方にはなかなか目に触れることのない本作りの現場の一端を、ご紹介します。
その2 会場ディスプレイは100%手作りです!
これは何を作っているのかというと、天井から吊るすタペストリーです。プリントする技術がないので、おなじみ(?)地道に手描きの手作りです。ほかにも、カラフルな本の飾りや、等身大ミシマンなど、今回も会場をにぎやかすアイテムをいっぱい作っています。
その3 期間中、変化します!
展示だけでなく、もちろん本も販売します。ここだからこそ出会える本たちもたくさんあるので、この機会にぜひ。期間中に新刊の発売も予定しているので、もしかしたら、その制作資料も急遽展示するかもしれません?!ミシマ社ならではのライブ感をお楽しみください。
ミシマ社フェアの定番(?)本みくじや、ミシマ社通信取り放題もあります。
その4 お客さんと一緒に作る展示です!
展示の最後に、お客さんに参加していただくコーナーを作ります。期間中テーマは変わっていきますが、大まかにいうと、「すきな本のこと教えてください」というものです。会場にちいさな本を並べておきます。そこに本のタイトルと、大好きな一節や感想など、その本のことならなんでも、ご自由にお書きください。
わたしたちは「一冊の力」を信じて、本作りをつづけています。「ちいさいミシマ社展」を通して、そんな楽しくて「おおきな」本の世界を体感してもらえたらうれしいです。みなさまのお越しを、お待ちしております!
「ちいさいミシマ社展」
【会期】2019年8月21日(水)〜10月14日(月・祝)
【場所】スーベニアフロムトーキョー(国立新美術館 地下1階
ミュージアムショップ )
【開館時間】10:00-18:00(金・土曜日は20:00 まで)
火曜日定休(祝日または休日に当たる場合は開館し、翌日休館)
【アクセス】〒106-8558東京都港区六本木7-22-2
東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6 出口(美術館直結)
※ミュージアムショップへの入場は無料です。
編集部からのお知らせ
同時開催!「益田ミリ×山陽堂 本としあわせしりとり展」
国立新美術館と山陽堂書店は、電車と徒歩でだいたい15分くらいの距離。ぜひはしごしてください〜!
益田ミリ×山陽堂
「本としあわせしりとり展」
【場所】山陽堂書店
【会期】2019年8月20日(火)-9月6日(金)※最終日は17時まで
*営業時間* 平日11時-19時(土曜11時-17時/日曜定休)