電子書籍第4弾、映画原作『ボクは坊さん。』など5タイトル刊行!
2020.09.10更新
こんにちは。電子書籍担当のモリこと岡田森です。
毎月10日ごろにリリースしております、ミシマ社の電子書籍。
今日のミシマガでは、本日電子版をリリースした5タイトルをご紹介します。
懐かしい本もありますので、この機に、電子でも紙でも、お好みの方法で楽しんでいただければ幸いです。
さらに!
今回、『ボクは坊さん。』の著者、白川密成さんから電子化に寄せてメッセージをいただきました!
早速お読みください。
ボクは坊さん。
ー初めての本を書いてー
このたび、僕の書籍デビュー作である『ボクは坊さん。』が電子書籍として発売されることになり、とてもうれしく思っています。僕自身、紙の本を読むことの方が多いですが、自分にとって大切な本を色々な場所で読みたくて、電子書籍でも同じ本を買ったり、はじめて読む本を電子書籍で買う機会も増えてきました。
この『ボクは坊さん。』は、不思議な魅力を持った本で、本を書くたびに意識していました。最近、読み直す機会があって「もうこの本と対決するのはやめよう」と思いました。なぜなら今の僕にしか書けないものがあるように、この本には、「あの時」にしか書けないキラキラとした輝きが詰め込まれているからです。
坊さん1年生の青春小説のような疾走感、その中でストンと登場する釈尊や空海の言葉、現代の中で自分なりに宗教からのメッセージを聴こうとすること...、それをそのままパッケージしたこの本は、あらゆる年代の方に読まれ何年もかけて版を重ねてゆき、映画化も実現しました。
今、電子書籍という新しい形で、仏教に興味がある人もない人も、若い人も年齢を重ねた人も、そっとこの本をポケットやバッグに入れて、時々手にとってもらえると、うれしいです。
僕は、自分の人生を終える時にもそんなことを思うのかも知れません。「本を開いてくれれば、そこにいるから」と。
『ボクは坊さん。』は、『坊さん、父になる。』、『坊さん、ぼーっとする。』と続いています。
また、現在、MSLive!のオンライン講座として「密成和尚の土曜講話ーーサタデー・ミッセイーー」を開催しています。(次回は9/26(土)開催)
白川密成さんの言葉に、さまざまな形で触れていただければ幸いです。
『増補版 街場の中国論』
内田樹先生が「街場のふつうの人だったら、知っていそうなこと」に基づいて中国という国を分析。名推理が冴えわたる中国論です! 発刊後、内田先生は公安調査庁の人に「中国の内部情報をどうやって手に入れたのか?」と聞かれたそうです。
※内田先生ニュース!※
内田先生の新刊、『日本習合論』を来週9/19(土)に発刊します!
(後日、電子版もリリース予定です)
『街場の戦争論』以来、6年ぶりの書き下ろし単著です!
9/17(木)には、刊行記念イベントとしてオンライン対談「内田樹×朴東燮「『日本習合論』発刊記念 これからの時代は<習合>で生きる」を開催します!
『小田嶋隆のコラム道』
コラムニスト・小田嶋隆さんが、コラムそのものについて語った傑作です。コラムの書き方について語っている文章自体が読み物として面白いという、実用性もエンタメ性も高い深遠なコラム道。この本の実践編というべき『小田嶋隆のコラムの切り口』も紙・電子で大好評発売中!
『書いて生きていく プロ文章論』
数々のベストセラーを手がける上阪徹さんが明かす文章論。文章の書き方のみならず、取材の仕方や、コミュニケーションの取り方など、文章を書く上で必要な技術や姿勢がぎっしり詰まった1冊です。全ての「書く人」の参考になる本です。
『モヤモヤの正体 迷惑とワガママの呪いを解く』
この本の発売は2020年の1月だったのですが、その後のコロナ禍を経て読み返すと、「ああ、いま私たちが感じているモヤモヤの正体は、これか・・・」という新たな発見があります。この息苦しい状況を脱するための糸口となりうる本だと思います。
→特設ページからも各書籍の販売ページにリンクできます!
今月もリトルモアさんとの共同リリースです。
リトルモアさんの今回のリリースは、鄭義信さんの戯曲2冊です!