電子書籍第23弾、いしいしんじさん本&手売りブックスが電子化!
2022.05.10更新
こんにちは。電子書籍制作部です。
4月に発刊した、いしいしんじさんの新刊がさっそく電子書籍化。新刊と合わせて読みたい『きんじよ』。さらに『きんじよ』と同シリーズ「手売りブックス」から『京をあつめて』の3点がリリースです!
いしいしんじ『書こうとしない「かく」教室』(2022年)
いしいしんじ『きんじよ』(2018年)
丹所千佳『京をあつめて』(2018年)
書こうとしない「かく」教室
ことばはどこから来るのか?
なぜそれが"生きる"のか?
東京、三崎、松本、京都...移り住む土地、数奇なる半生、
創作、この三つの関係を初めてふりかえり、その謎に迫った感動の授業を一冊に!
『ぶらんこ乗り』『トリツカレ男』『ポーの話』『みずうみ』『港、モンテビデオ』...
こうした名作は、書こうとしない作家によって、どのように"かかれた" のだろうか?
いしいしんじさんが書いてきた著作が、どういう場所で、どうやって書かれたのか。
その背景と「かく」作業に迫る一冊が仕上がりました。
いしいさんが実際に「かく」生活を綴った「午前の部」、いしいさんと作文で「かく」授業を行う「午後の部」。密度の濃い授業の様子を、ぜひ体験してみてください!
本の元になったMSLive!が視聴できるチケットを販売中です。
蓄音機でレコードを聴く場面も収録されています。(書籍ではp163に掲載されています)
【書籍化記念! アーカイブ特別再販(全3回分)】いしいしんじ「書こうとしない『かく』講座」通しアーカイブ視聴チケット
きんじよ
いしいしんじさんと息子ひとひ君の「きんじよ」には、ホホホ座、誠光社、ミシマ社、三月書房、Hi-fiCafe・・・いろんなお店があって、へんな大人たちがいっぱい。
川端丸太町の周辺だった「きんじよ」はいつしか京都駅近くから北大路まで伸び、気づけば福岡もまた「きんじよ」になっていたのでした。
稀代の文章家いしいしんじさんによる抱きしめたくなるほどの愛おしいエッセイ集。
『書こうとしない「かく」教室』と合わせて読んでいただきたいのが、2018年に発刊した『きんじよ』。発刊当時、ミシマ社の京都オフィスといしいしんじさんの住まいが「ご近所」でした。ご近所の京都周辺から沖縄やバリまで世界を広げながら、いしいさん親子の日々が綴られています。題字はいしいさんの息子さんであるひとひくんが書いたものです。
▲表紙の車のシールも、ひとひくん作。電子版でも表紙に画像として入っているので、拡大して見ることもできます。
京をあつめて
たくさんの「好き」がわたしを形づくる。
好きなものを、愛したい。大切なものを、大事にしたい。
いくつもの「好き」を、いつまでも忘れないように。
京都に住み、京都を愛する編集者が、春夏秋冬を彩るかわいい、おいしい、切ない、楽しい、心踊る「京」の断片を綴る。
『きんじよ』と『京をあつめて』は、「手売りブックス」というシリーズで同時発刊した書籍です。「京都」が主な舞台になっていることも共通点の一つ。
『京をあつめて』は「PHPスペシャル」や「mille」の編集長を務める丹所千佳さんが、京都で過ごす日常の断片を綴った一冊。この本を携えて京都巡りをすればもっと楽しくなります。
▲電子書籍版でも、カラー写真がきれいに入っています!
「手売りブックス」シリーズは「本屋さんで読者さんに手渡しをする」時に感じた熱量を形にしたいという思いから生まれたシリーズです。専用の「手売りブックスシール」は、書店さんがおすすめコメントを書いたり、著者さんのサインが入っていたりと、アレンジ無限大のシールです。
(残念ながら電子書籍版にはありませんので、気になった方はぜひ書籍でお求めください。)
「『手売りブックス』についてもっと知りたい!」と思った方は、ぜひミシマガジン「手売りブックス通信」をご覧ください。シリーズ発足の話や、装丁にまつわるあれこれが読めます!
編集部からのお知らせ
「手売りブックス」シリーズ、2ヶ月連続で電子化!
来月6月は「手売りブックス」の『佐藤ジュンコのおなか福福日記』、松樟太郎『究極の文字を求めて』、宮本しばに(文)・野口さとこ(写真)『おむすびのにぎりかた』をリリース予定です。
なかなか「手売り」が難しい状況が続きますが、いろいろな届け方を模索していきます。