電子書籍第30弾、江弘毅さんの著作をリリース!
2022.12.11更新
こんにちは。ミシマ社電子書籍制作チームです。
毎月ミシマ社の電子書籍についてお伝えしている本連載も、第30弾目まで来ました! 今月は、江弘毅さんの著作3点をリリースします!
江弘毅『K氏の大阪弁ブンガク論』
江弘毅『K氏の遠吠え 誰も言わへんから言うときます。』
江弘毅・津村記久子『大阪的』
K氏の大阪弁ブンガク論
大阪弁を駆使するものが文学を制する!(いや、ほんまに)
谷崎潤一郎、司馬遼太郎、山崎豊子といった国民的作家から、
黒川博行、町田康、和田竜など現代の人気作家まで縦横無尽。大阪弁、関西弁を使っていなくても、
そこには大阪、関西の水脈が流れている・・・作家たちも太鼓判!
長年街場を見つめてきた著者がボケてつっこむ、唯一無二の文学論。
「関西弁」「大阪弁」を文章で書こうとすると、とてつもなく難しいと感じます。文学作品の中に出てくる「大阪弁」たちは、どんな風に書かれているのか。
「国民的作家から現代の人気作家まで縦横無尽!」という紹介の通り、様々な「大阪弁」の文学作品をK氏が解説しています。
▲裏表紙です。この作品たちにぴんときた方はぜひご一読ください!
K氏の遠吠え 誰も言わへんから言うときます。
無印良品、ユーミン、食べログ、「まちづくり」......みんなが何となく避けてきたけれど、なんだか「ちょっと違うんちゃうか」と思うことについて、容赦なく突っ込みまくる。時代が切望した「批評家」の誕生!
江さんが「批評家K氏」となって、日々過ごす中で感じた「?」(=ちょっと違うんちゃうか)をとことん考えて「遠吠え」した一冊。現代社会に物申しながら、「大阪」や「街場」を愛する気持ちが伝わってきます。
まえがきには「K氏の遠吠えの周波数にチューニングを合わせて聞き取ってくれる同志が、一人でも多くいることを著者として望んでいる。」とあります。あなたがもしかしたら同志の一人かも?!
大阪的
どこで書くか、方言を使うか、世の中の場所は全部ローカルではないか......
関西の名物編集者と作家が、怒涛の勢いで語り、綴る!
大阪から、日本のローカルのあり方が見えてくる。書き下ろしエッセイ×一気読み必至の対談を収録!
大阪に住むお二人が、大阪の街、人、言葉についてとことん語り合った一冊。
「書いたもの、関西弁で読む?」「みんな方言しゃべったらええのに」「大阪は最後の、巨大な『ローカル連合』」「人間の性根はだいたいどこでも一緒や」など、目次から痛快。
大阪に住んでいる方はもちろん、関西から関東に来ている方にも読んでほしいです。大阪の「ええとこ」も「あかんとこ」もすべて詰まった対談本になっています!
これからも、電子書籍、ライブ配信、アーカイブ動画、そしてもちろん紙の本。
さまざまな形で「おもしろい!」をお届けします。
お好みの方法で楽しんでいただければ幸いです。