第27回
『クモのイト』本日発刊です!! 中田先生コメント&クモマンガ
2019.09.26更新
こんにちは、ミシマガ編集部です!
『クモのイト』が、いよいよ本日発売日を迎えました!!
いつも身近にいるクモ。身体は小さいですが、実はかなりスゴいんです。
・網は毎日張り直している
・メスに食べられないようにプレゼントを渡すオスがいる
・クモは日本人よりたくさん宇宙に行っている
・子グモは糸を使って空を飛ぶ
・年間に世界のクモが食べる量は全人類の体重に匹敵
・クモの糸は細菌の繁殖を抑える
・クモの糸は鋼鉄と同じくらいの強さがある
『クモのイト』を読めば、そんなクモの正体がわかります!
中田先生より刊行に寄せて
さてここで質問です! みなさま、クモはお好きですか?
ーーー「好きだ!」と答えてくださったみなさま、どうもありがとうございます。そんなアナタは『クモのイト』を読むことで、クモをもっと深く愛することになるでしょう。
しかし、どうも「嫌い!」と答える方が多いのではないでしょうか。だから、クモの研究者はこんな思いをすることも・・・
クモ研究は切ないよマンガ。 pic.twitter.com/EdtnixdiwS
-- ミシマ社 (@mishimasha) September 13, 2019
『クモのイト』は、そんな思いもしながらクモの研究をしている、中田兼介先生によって書かれました。(中田先生がなぜよりによってクモの研究を始めたのか、そしてクモのなにを研究しているのかは、中田兼介先生インタビューをご覧ください!)
本日は、中田先生に『クモのイト』刊行に寄せたコメントをご寄稿くださいました!
クモって面白いんです。その生き方を眺めていると、人間と全然違うところがたくさんあって驚くのですが、ふとしたところで「あー、君もそうなのか」と妙に共感できるところも現れてきます。シビれます。そのうえ、身近にいろんな種類がたくさんいます。それを知ると、これまで気がつかなかったところが見えてきて、不思議に思うことがどんどん出てきます。楽しい。
こんなクモの研究を20年以上続けてきて、この面白さを一人占めしていてはバチが当たると思っていたところ、今回こうして『クモのイト』を出版する機会に恵まれました。クモは小さな虫ですが、人間と関わりの深い生き物です。そんなクモの、まだあまり知られていない豊かな世界が伝わったらなあと思っています。
中田先生、ありがとうございます!
『クモのイト』は「驚く」「共感できる」「シビれる」「面白い」「楽しい」、そんなクモの世界をクモ好きの方から虫嫌いの方まで幅広い人向けの読み物になりました!
クモマンガ
ところでこのページの上のほうに出てきた6コママンガ(通称「クモマンガ」)、こちらは仕掛け屋チームのハセガワが描きました。
このクモ博士の日常(?)を描く「クモマンガ」、実はツイッター上に連載しております!
今回は、過去連載したクモマンガ3つを掲載します!
〈ミシマ社ツイッター(@mishimasha)はこちらから〉
クモマンガ② pic.twitter.com/CRHLqGKFDq
-- ミシマ社 (@mishimasha) September 17, 2019
クモマンガ③
-- ミシマ社 (@mishimasha) September 19, 2019
「クモ博士はひとの名前を覚えるのがニガテ」 pic.twitter.com/JNNF9alNxY
クモ博士のクモマンガ
-- ミシマ社 (@mishimasha) September 25, 2019
「ところで、クモはどうやってエサを食べるか知っていますか?」編
ついに明日は『クモのイト』発刊日ですよーー! pic.twitter.com/iX2KbTRrad
お楽しみ頂けましたでしょうか? なんだか僕もクモと遊びたくなってきました!
改めまして『クモのイト』、本日より発売です! ぜひクモの世界をお楽しみください!
※10/17(木)には恵文社一乗寺店にて、中田先生が愛してやまない、クモ映画を解説するイベントが開催されます。
詳しくは下記の「編集部のお知らせ」をご覧ください
編集部からのお知らせ
2019年10月17日(木)「中田教授のそろそろクモ映画の話をしよう」@恵文社一乗寺店
出演者 中田兼介(なかた・けんすけ)
1967年大阪生まれ。京都女子大学教授。専門は動物(主にクモ)の行動学や生態学。『クモのイト』の著者。
■日程:2019年10月17日(木)19:00~(開場18:30~)
■会場:恵文社一乗寺店(叡山電鉄「一乗寺」駅徒歩3分)
■定員:50名様
■参加費:1000円
クモ好きも、映画好きも、みんな集まれ〜〜〜! みなさまのご来場お待ちしております。