第31回
冊子「日本舞踊入門の入門」を現在製作中です!
2019.12.06更新
こんにちは。ミシマ社です。
ミシマ社は東京・京都の2拠点で活動しているのですが、京都オフィスではここ数年、京都市の「若者のための 京都 和の文化体験の日」という、若い世代の人たちに和の文化や伝統産業に親しんでもらうきっかけをつくろう!とおこなっている事業のお手伝いをしています。
なにを手伝っているかというと、フリーの冊子やイベントのチラシづくりです。
(左)2017年度作成の「歌舞伎入門の入門」。表紙イラストはスケラッコさん
(右)2018年度作成の「落語入門の入門」。表紙イラストは木下晋也さん。
毎年、伝統芸能のひとつをテーマに掲げ、入門よりもさらに一歩手前になるような冊子をつくっています。これまでの4年間で、邦楽、能楽、歌舞伎、落語を扱ってきました。
(過去の冊子はこちらのページからデジタルブックをご覧いただけます)
(「歌舞伎入門の入門」では、若手歌舞伎役者の中村橋之助さんにインタビュー。スケラッコさんによる歌舞伎観劇体験漫画なども収録)
(「落語入門の入門」では、爆笑の渦をさらう実力派の落語家・笑福亭たまさんがご登場。辻井タカヒロさんによる寄席漫画もおもしろい)
毎回、知れば知るほど奥が深い伝統芸能を相手に、どうやったらより興味を持ってもらえるか、難しくなりすぎずに大事なところをまとめられるか......と四苦八苦しています。でも、制作している私たちもすごく勉強になるし、たのしいです。
さてそんな「和の文化体験の日」、今年もおこないます。今年のテーマは「日本舞踊」。
ギョエー、全然わからない、どうしよう!とあわてた編集部ですが、すったもんだの末、なんとか形になりつつあります。
冊子の紙面では、日本舞踊家さんへのインタビューや、体験漫画も掲載。幼い頃から日本舞踊を習っていた、という著名人の方へもお話を伺いました。
冊子は12月下旬に完成予定。京都市内の、市の関連施設や、ミシマ社の本を置いてくださっている書店さんなどにお配りする予定です。ほしい!という方はぜひ以下に問い合わせてみてください。
お問合せ先:京都市文化市民局 文化芸術都市推進室 文化芸術企画課(担当:三原、神崎)
TEL:075-366-0033 / FAX:075-213-3181
そして「和の文化体験の日」事業のすごい点は、冊子の制作だけではなく、毎回その年にテーマとなった伝統芸能を体験できるイベントが開催されること。それも無料です。
伝統芸能って少しお値段も高そうだし、敷居も高そう......というイメージがありますが、学生さんでも気軽に体験ができるこういう機会があるのは、すごくいいなぁと思います。
来年1月に開催されるイベントでは、京舞井上流の井上安寿子さんによる日本舞踊の披露や、プロダンサー・TAKAHIROさんとのトーク、日本舞踊を体験できるワークショップなど盛りだくさん。なかなかない機会なので、京都市内にお住いの方はぜひ!
若者のための 京都和の文化体験の日 イベント開催!
はじめまして日本舞踊
日時 2020年1月25日(土)
【第1部・第2部】13時〜14時30分(開場:12時30分)
【第3部】15時〜16時(集合:14時45分)
場所 京都芸術劇場 春秋座(京都造形芸術大学内)
京都市左京区北白川瓜生山町2-116
叡山電鉄「茶山駅」より徒歩10分、またはJR・地下鉄「京都駅」、阪急「京都河原町駅」、京阪「三条駅」から市バス5系統で「上終町京都造形大学前」下車すぐ
参加費 無料(要事前申し込み)
第1部 日本舞踊(京舞井上流)の披露
「京舞井上流」の井上安寿子さんが登場。はじめに解説や披露する演目の紹介もあるので、はじめて日本舞踊にふれる方にも楽しんでいただけます。
出演 井上安寿子、桂吉坊(ナビゲーター)
第2部 トーク
日本舞踊とダンスってどう違うの? 京舞ってなに? そんな疑問に、第一線で活躍する二人の演者がお答えします。身体の使い方や表現の仕方など、それぞれの芸能ならではの魅力をトークします。
出演 井上安寿子、TAKAHIRO、桂吉坊(ナビゲーター)
第3部 日本舞踊ワークショップ 日本舞踊をやってみよう!
はじめて日本舞踊をやってみるという方に向けて、挨拶や足の運び方、姿勢、扇の使い方などの基本的な所作を稽古していただきます。
講師 井上安寿子(京舞井上流)
対象 小学4年生~35歳までの方(小学生要保護者同伴)
持ち物 白足袋あるいは白靴下
申込方法
申込受付期間:令和元年12月25日(水)まで
こちらのHPより、お申し込みください。
もしくは、下記電話番号の京都いつでもコールまでおかけください。 ※おかけ間違いにご注意ください
TEL 075-661-3755
同時開催! 日本舞踊と伝統産業「日本舞踊を彩るものたち」展
日本舞踊で使用する、扇、てぬぐい、笠などのさまざまな小道具を展示します。見るだけで華やかでかわいいものですが、演劇効果を高めるために使われることが多い小道具たちを知ることで、より日本舞踊を楽しむことができます。
日時 令和2年1月25日(土)
場所 京都芸術劇場 春秋座 ロビー(京都造形芸術大学内)
協力 小丸屋住井
※「はじめまして日本舞踊」参加者のみ観覧可能
注意事項
募集締切後、当選者にのみ郵送で参加票を送付します
・第1部及び第2部:あわせての申込みとなります。申込多数の場合は35歳以下優先で抽選します。
・第3部:小学生は、必ず保護者の方が同伴してください。同伴の保護者の方(申し込まれた方以外)は、体験はできません。
主催:京都市、協力:京都造形芸術大学
お問合せ:京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課(担当:三原、神﨑)
TEL:075-366-0033/FAX:075-213-3181
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