第115回
絵本『よるにおばけと』(みなはむ 作)を刊行します!
2022.10.12更新
こんにちは。ミシマガ編集部です。いよいよ今週末の10月15日(土)、ミシマ社より新たな絵本を刊行します(リアル書店先行発売10/15、一般発売日10/21)。
タイトルは『よるにおばけと』。
心地のよい風がふく日、女の子はおばけに誘われ、夜の散歩へ。昼間とはちがう街のにおい、景色を感じながら、ふたりが向かったのは・・・?
画家・イラストレーターとして活動する、みなはむさんによる初の絵本です。
みなはむさんは、大学在学中から同人誌を制作したり、定期的に個展を開催しながら作品を発表してこられ、みずみずしくて、幻想的で、美しく、どこかなつかしく、迫力もあり、優しさもあり、記憶の中にしまわれていたそれぞれの大切なシーンを呼び起こすような、ものすごい絵を描く方です。日常の中でSNSに投稿される絵もとても素敵です。
近年では、水沢なおさんによる第一詩集『美しいからだよ』(思潮社)や、五十嵐律人さんのミステリー作品『不可逆少年』(講談社)の装画、本田有明さんによる『ここではない、どこか遠くへ』(小峰書店)の装画・挿画などを手がける一方、今年3月には、中国・杭州の出版社・森雨漫より作品集『画外音』が発売になるなど、国内外で注目をあつめています。
今回の絵本の編集を担当してくださったのは、絵本編集者の筒井大介さん。ミシマ社でご一緒するのは、昨年6月に刊行した、『てがみがきたな きしししし』(網代幸介 作)につづき2冊目です。そしてデザインは、tentoの漆原悠一さんに手がけていただきました。
初めてみなはむさんを知る方も、すでにみなはむさんの大ファン! という方も、ぜひゆっくりと、秋の夜長にこの一冊を堪能してください。今後ミシマガ上では、編集・筒井さんによる『よるにおばけと』本気レビューや、みなはむさんと筒井さんとミシマ社編集ノザキによる鼎談の掲載を予定しています。ぜひ絵本を合わせてお楽しみいただけたらと思います。
原画展開催のお知らせ
『よるにおばけと』の刊行を記念して、各地で原画展を開催いたします。お近くの方はぜひ直接、原画のすごさを体感ください。開催店は今後も増える予定です。
・nowaki(京都)
会期:2022年10月22日(土)〜11月7日(月)(来店事前予約制、期間中水曜・木曜定休)
場所:京都府京都市左京区新丸太町49-1
・子どもの本屋ぽてと(大阪)
会期:2022年11月16日(水)〜12月4日(日)
営業時間:火曜日〜金曜日 13:00〜19:00、土曜日・日曜日 13:00〜18:00 月曜定休
場所:大阪府大阪市中央区平野町1-2-1
※「未来屋書店 宮崎店」と同時期開催です。
・未来屋書店 宮崎店(宮崎)
会期:2022年11月16日(水)〜12月4日(日)
営業時間:10:00~21:00(年中無休)
場所:宮崎県宮崎市新別府町江口862-1 イオンモール宮崎2F
※「子どもの本屋ぽてと」と同時期開催です。
・タコシェ(東京)
会期:2022年12月17日(土)〜12月30日(金)
営業時間:12:00~20:00(水曜休)
場所:東京都中野区中野5丁目52−15
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原画展とは別に、全国各地の書店にて「よるにおばけと パネル展」を開催いたします。
特典シールをつくりました!
この絵本の制作中、ひとつだけ使われなかったカットがありました。澄んだ空気の夜の中で、女の子とおばけが水辺に佇むシーン。表紙の絵ともつながるとても素敵な一枚です。この絵をもとに、特別にシールをつくりました。原画展、パネル展開催中の店舗で『よるにおばけと』をご購入いただくと、購入特典としてお配りしています。数には限りがありますので、気になる方、ぜひお早めにどうぞ!