第118回
『ええかげん論』、大展開中です!!
2022.10.26更新
こんにちは。ミシマガ編集部です。
土井善晴さんと中島岳志さんの『ええかげん論』が、発刊から、はや5日経ちました!
本日のミシマガでは、この本が各書店にどのように陳列されているか、ミシマ社の営業メンバーのひとことと共に、紹介します! ぜひ週末、以下に紹介する書店で『ええかげん論』をお求めいただけると嬉しいです! また「こんな売り方してみたい!」という書店様がいらっしゃいましたら、ぜひお声かけくださいませ!
では、どうぞ!!
各地で大展開中!!
***丸善 京都本店***
地下1階の実用コーナーで、賑々しく展開中です! たくさん面で並んだとき、えええええええええええええええええええええええええええええというのが繋がるのが発見でした。『ええかげん論』、『料理と利他』だけでなく、土井先生の過去著作も、あわせて並んでいるので、ぜひまとめ買いをして、おうちの本棚にも土井先生コーナーをつくってみてください!(田渕洋二郎)
***ジュンク堂書店 池袋本店***
全10フロア、まるごとジュンク堂書店の池袋本店さん。少し前には土井善晴さんのサイン会も開催されたこちらのお店では、2Fの料理書コーナーに土井善晴さんコーナーがあります。他にも、1Fの話題書、4Fの人文・思想書、5Fの社会書(中島岳志さんの政治学の観点から)など、本当に様々な角度、文脈で『ええかげん論』と『料理と利他』を展開してくれています。圧倒的な品ぞろえ、専門書も充実した池袋本店さん、何時間でも、何日でも、何年でもいられるお店です。(池畑索季)
***丸善津田沼店***
丸善津田沼店では、入ってすぐの話題書コーナーに、大きな装丁ポスターと共に、『ええかげん論』が大展開中です! また料理書、人文書でも丁寧に展開中! ちなみにこの装丁、鍋のようなものの上にフライパンがあり、その上に木々や鳥が行き交う森?! があるという、あまりに不思議なアート作品のような装丁です! 丸善津田沼店では、B2ポスターでドーンと展開しているので、美術館を訪れるように、ポスターを眺めに来ていただけたら嬉しいです! 津田沼駅から徒歩2分。ぜひ〜〜!!!(西尾晃一)
***紀伊國屋書店 札幌本店***
中島先生が、以前北海道大学で教鞭を執られていたこともあり、『思いがけず利他』はじめ、中島先生ファンも多い札幌本店さん。なんと15面という驚異の平積みをしてくださっています! 土井先生が以前Twitterでおっしゃっていた「売るほどあります」という感じなので、ぜひお手にとっていただけたらと思います。
料理研究家の土井善晴さんと政治学者の中島岳志さんという全く異なる分野に取り組まれるおふたりが、どのようにシンクロし合うのか。本書のおもしろさのひとつはここにあります。
たとえば中島先生は「政治家は六〇点でなければいけない」(p126)といった大平正芳という政治家を紹介します。理由は、様々な言い分から合意形成をする政治の世界において、いいところに落ち着けていくというのが、政治そのものだから、と言うのです。そう言う中島先生に、土井先生は「料理も六〇パーセントしか味付けしちゃいけないわけです」(p127)と言います。六〇パーセント程度にすることで、それぞれの素材が強調し合ってハーモニーが生まれるから、だと言います。
これはあくまで一例ですが、このように、おふたりの会話のキャッチボールは「こことここがつながるのか!」という発見だらけで、私の『ええかげん論』はすでに付箋だらけになってしまいました。今後もまた付箋が増えていくことが予想されます。
政治と料理が共通するように、日常生活やどのような仕事にもつながる「ええかげん」のエッセンスがここには詰まっています! ぜひ本屋さんでお求めいただけたら嬉しいです!