第137回
いしいしんじが三崎に帰ってくる! 次の土日はいしいしんじ祭(1)
2023.03.19更新
こんにちは。営業チームのスガです。
突然ですが、みなさま「三崎」に行かれたことはありますでしょうか? 神奈川・三浦半島の一番先端、マグロで有名な港町。三崎がある三浦市には、いちご狩りができる農園があったりもして、春にお出かけするのはただでさえおすすめなのですが、来週末の土日はぜひミシマガ読者のみなさまにお伝えしたいイベントが開催されます!
3月25日・26日の2日間、「三崎いしいしんじ祭」の開催が決定しました!
いしいさんが住んできた街の人々との巡り会いと別れの中で、どのように小説が生まれてきたのか。その数奇な作家人生を振り返りながら、小説の「かき」方が綴られる『書こうとしない「かく」教室』の舞台の一つでもあり、本書にも登場する小説『港、モンテビデオ』(この一冊も本当に奇跡的すぎて言葉を失ってしまうような、そんな書かれ方をしています。ぜひ『書こうとしない「かく」教室』を!)を書いた町・三崎。
「いまでもぼくは、三崎が母港です。」(『書こうとしない「かく」教室』p77)と語られる三崎の町で、いしいさんと豪華ゲストたちが出演するお祭りの打ち合わせに、三崎まで行ってきました。
三崎への行き方
自由が丘オフィスから横浜駅まで向かい、京急線に乗り換えました。
『ブルーライト・ヨコハマ』『横須賀ストーリー』『岬めぐり』・・・京急線は発車チャイムでご当地ソングが結構流れてうれしい
みんな大好き、赤い電車に揺られること約1時間、終点の三崎口駅に到着します。
三崎(マグ)口駅
三崎口駅から、三崎港を目指してバスに乗ります。
三崎港バス停を回るバスに乗ります。三崎東岡バス停も少し歩きますが坂を下ればすぐ三崎港です。要注意は「三浦市立病院行き」
改札を出て左側に進み、2番乗り場から乗車します。道中、車窓に畑が広がり、「あれは名産の三浦大根なのかな?」などと考えていると、20分ぐらいで三崎港バス停に到着します。
「三崎港」と名のつく通り、バスを降りると目の前は海です。
バス停で早速記念撮影
いしいしんじ祭は、かつていしいさんが過ごした三崎下町の商店街を中心に開催されます。バス停についたら、三崎の出版社・アタシ社の蔵書室「本と屯(たむろ)」に向かい、いしいさん書き下ろし&ミシマ社仕掛け屋ハセガワが制作を担当した「三崎下町MAP」をゲットしましょう!(「三崎下町MAP」付き参加券のお申込みはこちらから)
5年ぶりの開催! いしいしんじ祭1日目のプログラム
【いしいしんじからの開会宣言】
しばらくのあいだ、遠洋航海にでかけてはいても、いまも三崎は、自分にとっての「母港」だと思っています。
ひさしぶりに帰港して、盛大に、「いしいしんじ祭」をとりおこないたいと思います。
小説あり、音楽あり、鉄割あり(としかいいようがない)、ごはんあり、散歩あり、ピチピチ跳ねる2DAYS。みなさんひとりひとり、まぼろしの猫となって、最高の魚(みさき)にかぶりつきましょう!
(いしいしんじ祭紹介ページより)
いしいさんは、このお祭りに向けて、商店街のお店を題材にした掌編小説を7つ執筆されました。商店街を回りながら小説を味わったり、いしいさんの朗読を聴いたり。いしいさんが暮らした街だからこそ、いしいさんの世界をより深めて感じることができそうです。
そして、豪華ゲストによる演劇・演奏。いしいしんじ祭ならではのプログラムでのライブを体感しながら、商店街で料理やお酒に舌鼓を打つ。そんな最高の週末が、来週の三崎にやってきます!
●1日目:3/25(土)プログラム
〈1〉演劇:鉄割アルバトロスケット
①開場:12時 開演:12時半
②開場:14時 開演:14時半
場所:雑貨屋HAPPENING
料金:2500円(1ドリンク付)子供500円
小説家の戌井昭人が主催する劇団「鉄割アルバトロスケット」による特別公演。
三崎の商店街にある雑貨屋HAPPENINGで開催される一風変わった空間で、演者の息遣いも感じられる演劇は必見です!
〈2〉ライブ:いしいしんじの港町ツアーと路上朗読会
時間:15時〜
場所:三崎商店街のあちこち
料金:無料
いしいしんじ本人が三崎下町をご案内するお散歩ツアー。今回のお祭りにむけて書き下ろした掌編を路上で朗読する時間も!
いしいしんじ縁の下町のあちこちを、ぜひ散策ください。
※本イベントは、ミシマ社インスタグラムアカウントで配信を行う予定です!
〈3〉音楽ライブ:湯浅湾
時間:16時半〜
場所:サトウ薬局前の駐車場
料金:無料
『書こうとしない「かく」教室』にも登場する、音楽評論家・湯浅学さんが率いるバンド「湯浅湾」のライブです!
〈4〉トークイベント:「三崎を『かく』ための作戦会議」
出演:いしいしんじ 戌井昭人(鉄割アルバトロスケット) 湯浅学(湯浅湾) 原田郁子(クラムボン) のんちゃん(まるいち)
時間:18時〜
場所:本と屯
いしいしんじをはじめ、お祭りに出演していただくみなさまと、翌日の午前中に行われるライブ「三崎を『かく』」ための作戦会議トークを繰り広げます。まるいちで働く「のんちゃん」も緊急参戦!!一体どんな会話が生まれるのか!?!
★会場受付はすでに満員の本トークイベント、MSLive!で配信します!★
●お祭り参加には1000円の参加券をお買い求めくださいませ。いしいさんが書いたオリジナル三崎下町MAPと、書き下ろし掌編7つがもらえます
●書き下ろし掌編について
三崎下町の商店街にある7つのお店でもらえます。↓
《三崎館本店 本と屯 牡丹 MP まるいち ichi ポパイ》
次回は、『書こうとしない「かく」教室』に登場する三崎の話の紹介と、2日目(26日)のプログラムの紹介をお届けします!