こんにちは、ミシマ社のスガです。
　『ピッツァ職人』5月12日の発売から約3週間。

『ピッツァ職人』井川直子（ミシマ社）

「ピッツァ」を求めて海を渡った若者たち。吉祥寺の「ピッツェリアGG」中村拓巳さんの半生を中心に、彼らがナポリの地で職人から、そしてナポリ人たちの生きざまから何を感じ何を持ち帰ったのか。日本人職人たちを描いた、焼きたてのピッツァと同じぐらい熱い群像が大きな反響を呼んでいます。

　先日「HONZ」書評で、首藤淳哉さんが本書を紹介してくださりました。

　それにしても、ピッツァ職人はなんと素晴らしい職業だろう。美味しいピッツァを食べて笑顔にならない人なんていない。熱々のピッツァにかぶりつく瞬間、私たちは人生を謳歌しているのだ。そう、ナポリの人々と同じように。

　Godiamoci la vita!　（人生を楽しもう！）

　そんな声が聞こえてくるような一冊である。

（首藤淳哉さんによる書評より抜粋）

首藤淳哉さんの書評

　あぁナポリ、素晴らしきピッツァ。その魅力に迫る本書の刊行記念イベントを6月12日(月)に開催します。

　中村拓巳さんがナポリにわたるきっかけとなったのは、今は日本橋の三越前のピッツェリア「PIZZERIA IL TAMBURELLO」大坪善久さん。そして、井川さんが中村さんを取材することになったきっかけもまた、大坪さんの「イカワさん、ぜひ中村を取材してよ」（『ピッツァ職人』p70）という言葉でした。

PIZZERIA IL TAMBURELLO

　ナポリで4年近く過ごし、そのうち2年4カ月もの間修業を積んだ大坪さん。中村さんはイタリアへ向かう前に、大坪さんのもとで働きながらナポリの話を聞き、いてもたってもいられずナポリ行きを決断します。

　ボロボロの店ってどんなふうなのか。
　タトゥの兄ちゃんって、それがナポリのピッツァ職人か。
　それがめちゃめちゃうまいって、どんな味なんだろう？
　大坪の話を繰り返し聞きながらナポリを思い描くのだが、どんなに想像しても追いつかないもどかしさもまた積もり積もる。やがて中村は、自然と導かれるようにこの結論に着地した。
「僕もナポリへ行く！」

『ピッツァ職人』p64

　第五章の「一九九四年、旅人のナポリ」は、大坪さんが22歳で旅人としてナポリにわたり、ピッツァに魅了され、修業に身を投じる姿が描き出されています。

　中村さんがあこがれを持った大坪さんのナポリ、そしてピッツァの話。大坪さんのお店も近い日本橋の書店「誠品生活日本橋」で、井川直子さんと対談イベントを開催します！

6/12(月)【オンライン】『ピッツァ職人』刊行記念 ナポリの魅力を、語り尽くす夜！

『ピッツァ職人』刊行記念 ナポリの魅力を、語り尽くす夜！
6/12月曜 19時〜 ＠誠品生活日本橋

ピッツェリア イル・タンブレッロ店主・大坪善久×文筆業・井川直子。テーマはナポリです。

会場観覧お申込み☟https://t.co/HfBCoYmG5Y

オンラインお申込み☟https://t.co/2rdztjeCft pic.twitter.com/uKyw5uovgE

-- 井川直子　naoko ikawa (@ikawa_nao) May 29, 2023

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【合わせておすすめ！】井川直子×中村拓巳×河野智之 「ピッツァ職人という生き方」～『ピッツァ職人』刊行記念～アーカイブ視聴チケットGG

　『ピッツァ職人』発刊直後の5/24(水)に開催した 「ピッツァ職人という生き方」。井川さんとピッツェリアGGの中村拓巳さん、河野智之さんにご登場いただいた本イベントは、なんとピッツェリアGG店内からお届けしました！

　お店の窯で実際にピザを焼く様子もお届けした本イベント！　12日のイベントと合わせてお楽しみいただけると、『ピッツァ職人』の世界をより一層深く味わっていただけそうです。

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