『ここだけのごあいさつ』韓国語版ができました!

第12回

『ここだけのごあいさつ』韓国語版ができました!

2024.06.28更新

 2023年5月、ちいさいミシマ社から『ここだけのごあいさつ』(三島邦弘 著)を刊行しました。
 ミシマ社の代表を15年以上を務めてきたミシマが、「『おもしろい』をちいさな組織や会社でつづけるために、いま必要な変化とは?」を考え、実践しながら、「一般論」の向こう側を探ってゆく本です。
 出版社をつづけるなかでの気づきや葛藤、喜び、逡巡・・・が詰まった、「いまの時代を生きる、すべてのちいさな責任者」に届けたい一冊です。

 なんと今月、こちらの韓国語版が刊行されました~!

goaisatsu_koreanjapanese.jpg左が日本語版、右が韓国語版

 韓国語版タイトルは、『おもしろいことをすると、どうにかこうにか回る』。
 翻訳者は、ミシマガ連載「朴先生の日本語レッスン――新しい「普通」をめざして」でもおなじみの朴東燮さん。出版社はUUPressさんです。

goaisatsu_korean1.jpg『おもしろいことをすると、どうにかこうにか回る』本文

 本書の刊行を記念して、来月、韓国・ソウルにて、三島がイベントに登壇します!
 韓国の出版界のみなさんは、『ここだけのごあいさつ』を、そしてミシマ社の活動を、どう受け止めてくださるのでしょうか・・・?
 韓国と日本、それぞれの本の世界で実感している難しさや、これからの可能性を、じっくり語らう時間になりそうです。

***

キムボヒ(タートルネック出版社)×三島邦弘
「おもしろく働くと、どうにかこうにか回っていく 創業18年目になる小さな出版社の物語」

mishima@5kmbooks.jpg

日時:7月8日(月)19時~20時半
場所:ソウル・マポ区 5kmbooks
参加費:15,000ウォン
定員:15人

<内容>(韓国語告知文より)
お金と人手が豊かにあるわけではないものの、本を市場と読者に届けようと頑張っている小さな会社が最優先にするべきことはなんでしょうか?

「面白くないとやらない!」「面白いことを面白く本気でやる!」と、楽しみを失わずに、会社の経営方式を絶えず工夫してきた小さな出版社、ミシマ社。
ミシマ社の三島邦弘と、「タートルネック」出版社のキムボヒさんが面白く本をつくり、自分なりに会社を回していくことについてのトークをします。

~こんな方にオススメです。~
*おもしろいことをやりながら、持続可能な会社を運営したいと思っている社長さん
*好きなことをやりながら、自分のキャリアパスを広げていき、顧客とコミュニケーションしたいと思っている人
*小さなブランドの物語に関心があり、自分のブランドをはじめたいと思っている人

お申込み


チョン・ジヘ(書店主)×三島邦弘
「好きなことを自分らしく、楽しく、持続可能に! ミシマ社 VS 私的な書店 ブックトーク」

mishima&Jeong Ji-hye.png

日時:7月9日(火)19時半~20時
場所:ソウル・ホンデ Thanks Books
参加費:10,000ウォン
定員:20人

<内容>(韓国語告知文より)
まもなく創業20年となる、日本の小さな出版社のミシマ社は、どうやって面白く本をつくり、読者に届けることができるのか?
東京と京都の小さな出版社のミシマ社と、パジュの小さな私的な書店の出会い。
規模は小さいけど、それなりの個性を失わず、楽しく働いている日本の出版社と韓国の書店が好きな仕事を守るために一所懸命工夫し、達成してきたことについてのトークをします。

お申込み

***

韓国の出版界の方々と三島が公開で対話する、初の機会です。
海を越えて、みなさまとお会いできるのを楽しみにしています!

goaisatsu_korean.jpg

おすすめの記事

編集部が厳選した、今オススメの記事をご紹介!!

  • 『中学生から知りたいパレスチナのこと』を発刊します

    『中学生から知りたいパレスチナのこと』を発刊します

    ミシマガ編集部

    発刊に際し、岡真理さんによる「はじめに」を全文公開いたします。この本が、中学生から大人まであらゆる方にとって、パレスチナ問題の根源にある植民地主義とレイシズムが私たちの日常のなかで続いていることをもういちど知り、歴史に出会い直すきっかけとなりましたら幸いです。

  • 仲野徹×若林理砂 

    仲野徹×若林理砂 "ほどほどの健康"でご機嫌に暮らそう

    ミシマガ編集部

    5月刊『謎の症状――心身の不思議を東洋医学からみると?』著者の若林理砂先生と、3月刊『仲野教授の この座右の銘が効きまっせ!』著者の仲野徹先生。それぞれ医学のプロフェッショナルでありながら、アプローチをまったく異にするお二人による爆笑の対談を、復活記事としてお届けします!

  • 戦争のさなかに踊ること─ヘミングウェイ『蝶々と戦車』

    戦争のさなかに踊ること─ヘミングウェイ『蝶々と戦車』

    下西風澄

     海の向こうで戦争が起きている。  インターネットはドローンの爆撃を手のひらに映し、避難する難民たちを羊の群れのように俯瞰する。

  • この世がでっかい競馬場すぎる

    この世がでっかい競馬場すぎる

    佐藤ゆき乃

     この世がでっかい競馬場すぎる。もう本当に早くここから出たい。  脳のキャパシティが小さい、寝つきが悪い、友だちも少ない、貧乏、口下手、花粉症、知覚過敏、さらには性格が暗いなどの理由で、自分の場合はけっこう頻繁に…

この記事のバックナンバー

06月28日
第12回 『ここだけのごあいさつ』韓国語版ができました! ミシマガ編集部
12月18日
第11回 書店員さんも推す! 大注目の小説『ビボう六』 ミシマガ編集部
11月15日
第10回 『ビボう六』刊行記念!
佐藤ゆき乃さんってどんな人?(後編)
ミシマガ編集部
11月14日
第10回 『ビボう六』刊行記念!
佐藤ゆき乃さんってどんな人?(前編)
ミシマガ編集部
08月26日
第9回 作品が消費されず、作品として残っていくためにーー前田エマ×三島邦弘 対談 ミシマガ編集部
05月12日
第8回 『ここだけのごあいさつ』がいよいよ発売! ミシマガ編集部
02月13日
第7回 一冊の本ができるまで~新人全力レポート(2) ミシマガ編集部
01月25日
第6回 『幸せに長生きするための今週のメニュー』刊行記念  ロビン・ロイドさん、中川学さんインタビュー ミシマガ編集部
01月18日
第5回 詩画集『幸せに長生きするための今週のメニュー』をつくりながら考えたこと ミシマガ編集部
01月17日
第4回 一冊の本ができるまで~新人全力レポート(1) ミシマガ編集部
08月26日
第3回 那須さんとの永遠の本づくり ミシマガ編集部
07月10日
第2回 作品が消費されず、作品として残っていくために――『動物になる日』は小商い本? 新種の子育て本? ミシマガ編集部
07月09日
第1回 作品が消費されず、作品として残っていくために――「ちいさいミシマ社」レーベルの思い ミシマガ編集部
ページトップへ