第1回
2018.04.30更新
4月も今日で最終日。今日もミシマガジンに訪れてくださり、ありがとうございます。みなさんにとっての4月はどんな1ヵ月でしたか? 「今月と来月」のコーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に思いを馳せながらこれから起こるおもしろいことをお伝えしていきます。
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代表 三島邦弘の今月と来月
あっと言う間の1ヵ月でした。
なんといっても「みんなのミシマガジン」をリニューアルできたこと。これが最大の出来事です。ずっと読んでくださっていた方々からは、以前の「カレンダー」がなくなってさびしいと言う声もいただいておりますが、「スマホで読めるようになって嬉しい」といった声も多く、リニューアルして本当によかったなあと思っています。実は、変化は表面的なデザインだけではありません。システムを一新したことで、私たちの更新作業が格段に楽になりました。言ってみれば、東京ー大阪間を鈍行列車から新幹線で移動するくらいの違いです。こういう技術の進歩はどんどん取り入れていかねばと実感した次第です。
ミシマ社の出版活動のほうも、比例するように順調に動いたひと月でもありました。今月だけで、4冊もの本の増刷が決定しました。
・内藤正典『となりのイスラム』8刷
・松村圭一郎『うしろめたさの人類学』7刷
・小田嶋隆『上を向いてアルコール』5刷
・細川貂々『日帰り旅行は電車に乗って 関西編』3刷
ご愛読に心から感謝いたします。上記以外にも、「益田ミリ『今日の人生』かもがわおさんぽ展」(好評開催中!)が開催されたり、盛りだくさんな1ヵ月でした。
来月は、このミシマガから5冊の書籍が同時に生まれます。「手売りブックス」という、「届け方」をシリーズ名に掲げる世界初のシリーズ(当社調べ・笑)が始まるのです。これについては、来月の「ミシマ社の話」で詳しく書くつもりです。ラインナップだけ先に申しますとーー
・いしいしんじ『きんじよ』
・佐藤ジュンコ『佐藤ジュンコのおなか福福日記』
・松樟太郎『究極の文字を求めて』
・宮本しばに・野口さとこ『おむすびのにぎりかた』
・丹所千佳『京をあつめて』
どの本も、心からオススメできます。5月下旬の発刊をどうぞお楽しみに!
明日からのミシマガジンも、どうぞよろしくお願いいたします。 (三島邦弘)
ここからは、「今月のこと」を京都チームより、「来月のこと」を自由が丘チームよりお届けします。
今月のこと〈京都チームより〉
4月はサポーターの方々とミシマガジンリニューアルのカウントダウンからスタート。ほかレティシア書房さんでの「ミシマ社と京都の本屋さん展」や、近隣のお店とコラボした「『今日の人生』かもがわおさんぽ展」などの準備設営、トークイベントやサイン会も目白押し。各メディアへの本の露出も続々決まるなど、毎日、賑やかで盛りだくさんな1ヵ月でした。(渡辺佑一)
4月は、この2、3月に出た本のお祭り前! という雰囲気でなんだかオフィス内もうきうきしている感じでした。私は、『日帰り旅行は電車に乗って』の細川貂々さんの取材や営業同行でいろんなところへ。久しぶりにお会いする書店員さんもいて嬉しい楽しい時間でした。おかげさまで3刷!あと鴨川沿いの桜がやはりすごく綺麗で浮かれポンチになりました。あとはなんといってもミシマガのリニューアル。構築してくださっているデザイナー、蓑原さんのおかげで素敵なものに! 蓑原さんありがとうございます!!(新居未希)
わたしの今月は、「ミシマ社と京都の本屋さん展」(この展示は終了しましたが、こんな感じでした)と、「益田ミリ『今日の人生』かもがわおさんぽ展」です。一度だけ、久しぶりに徹夜しました。作業してたらテンションがあがってしまい、やめられず。翌日痛い目みました。ふたつの展示を通して、いい出会いがいつも以上にたくさんありました。(長谷川実央)
今月は『日帰り旅行は電車に乗って』『上を向いてアルコール』そして『辛口サイショーの人生案内』がほぼ同時に関西のローカル情報番組の帝王「ちちんぷいぷい」にとり上げられ、ありがたいやらいそがしいやらてんやわんやでした。電話口でも「ちちんぷいぷい」、お店にいっても「ちちんぷいぷい」。寝ても覚めてもちちんぷいぷい。呪文のように繰り返しました。・・・ってゆうか呪文ですよね。そもそも。ちちんぷいぷい、おおきくなーれー。(鳥居貴彦)
1日のミシマガリニューア ル カウントダウンイベントを皮切りに、貂々さんの宝塚でのサイン会、この日の学校、展示系もレティシア書房さんや『今日の人生』かもがわおさんぽ展などいろんなことがあり、今月もすごい勢いで過ぎていったのでした。カウントダウンイベントでは懲りずに営業メンバーによるコントをやりました。ウクレレのチューニングが狂っていたのが、心残りです。(田渕洋二郎)
来月のこと〈自由が丘チームより〉
来月は、新シリーズ「手売りブックス」が創刊を迎えます。私がミシマ社に入社する直前だった9年前、本を手売りするイベントのお手伝いに行ったことがありました。前職では、誰かに直接、自分たちがつくったものを売る、という経験がなかったこともあり、初めてお客さんの顔を見て本を手渡したときの嬉しい気持ちは、いまも鮮明に覚えています。「手売りブックス」の詳細は、また随時紹介していきますが、そんな「嬉しい気持ち」の連鎖がたくさん生まれるシリーズに、なってくれるといいなと思います。(星野友里)
営業イケハタからは来月東京で開催の書店さんイベントお知らせを。①5/11(金)20時~小田嶋隆さん×葉石かおりさん×浅部伸一さんによる、「飲むべきか、飲まざるべきか、それが問題」トークショー@本屋B&B開催! 「元アル中」コラムニスト、酒ジャーナリスト、肝臓専門医による豪華鼎談です。お酒にまつわる面白いエピソードから、お酒の飲み方のヒントまで。明日からお酒との付き合い方が変わってしまうかも。 ②5/13(日)13時半~「数学ブックトーク」@青山ブックセンター本店開催! 本誌で『数学の贈り物』連載中の独立研究者・森田真生さんによるトークライブ。その場で言葉が生成してゆくライブ感あふれるトークで、聴いているこちらの頭もフル回転。はじまる前と終わった後で、少し世界の見え方が変わってしまうくらい、濃密な森田さんのお話をご体感いただきたいです。ぜひ!(池畑索季)
4月20日から、かもがわ周辺のお店4箇所で「『今日の人生』かもがわおさんぽ展」が始まりました。4月の京都オフィスは、準備でおおいそがしでした(京都メンバー、おつかれさまでした!)。京都はふらふらとお店をはしごできる街なので、途中でアイスクリームなんかを食べつつ、4店舗を回るのはいかがでしょうか? 展示は5月20日まで。本格的な蒸し暑い京都になる前の5月に、ゆったりかもがわさんぽがおすすめです。(岡田千聖)
あっという間に4月が過ぎ去り、さて5月。「手売りブックス」の発売がまもなくです。このシリーズの表紙には心おどる仕掛けがあって、特製シールが貼ってあるんです。しかも製本時にひとつひとつ手作業で貼るということなので、作業現場に潜入して「手から手へ」本が作られていく瞬間を見てこようと思います。後日ミシマガでもその様子をお伝えする予定ですので、どうぞお楽しみに!(野崎敬乃)