第8回
2018.11.30更新
11月も今日で最終日。今日も「みんなのミシマガジン」に訪れてくださり、ありがとうございます。みなさんにとっての11月はどんな1カ月でしたか? 「今月と来月」のコーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に思いを馳せながらこれから起こるおもしろいことをお伝えしていきます。
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代表 三島邦弘の今月と来月
今月は各地へ移動しました。京都、東京を4往復、広島、周防大島、高松、高知県土佐町、岡山、山梨・・。『ちゃぶ台Vol.4』発刊イベントが主でしたが、周防大島での「こんな時だから みんなであったかいご飯を食べよう。」や『うしろめたさの人類学』毎日出版文化賞の授賞式もありました。
多くの方々にお会いし、そのたびすごく大きなエネルギーを受け取っています。そうしたエネルギーを力に変え、日々の出版活動へ生かしてまいります。いよいよ来月は、今年のしめくくりです! (三島邦弘)
ここからは、ミシマ社メンバーよりお届けします。
今月のこと〈渡辺、星野、長谷川、鳥居、森より〉
ミシマ社第十三期も早2カ月が経過。今期もなにかとイベントごとが続いております。私的には、天草で開催された「アマクサローネ」に行ったことがとても印象に残っています。サポーターのNさんと陶器市の会場で本を販売し、夜には現地で合流したイケハタとイベントに登壇。参加者の皆さんと車座になり「本屋」について語り合いました。夜は運営の方と打ち上げに。別でトークイベントをしていた森田真生さんも合流。酒も食事も人も素敵な天草。伊丹から乗った天草エアラインも可愛かった。日程的には弾丸でしたが、行けてよかったです。(渡辺佑一)
今月は、『銀河鉄道の星』の月でした。子どものころ、地元の図書館に通い詰めて、お気に入りの本は返したその日にまた借りる、ということを繰り返していました(なんだかすみません・・・その後、親が見かねて買ってくれました)。そのころにエンドレスリピートしていた、リンドグレーンの『長くつ下のピッピ』シリーズの表紙の絵や装画は、今でもすぐに思い浮かべることができるのですが、『銀河鉄道の星』は、誰かのそんな存在になるのだろうなぁと、そんな本づくりに参加させていただき、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。(星野友里)
まさかの銭湯でミシマ社フェア、『銀河鉄道の星』ではキラキラ光るポップを作り、KJSで念願のホンモノ佐藤ジュンコさん・・・などなど、作ったり、出会ったり、感動したりの、にぎやかなひと月でした。そんな中、あるお仕事をお手伝いさせていただくことに。それがものすごく、楽しかったです。もしかしたらここ数年で、一番楽しかったかもしれません。(長谷川実央)
さむい。銭湯の誘惑がものすごかった一カ月でした。玉の湯さんに本を納品するたびに暖かい湯気に包まれた浴室に入っている気分だけ味わって帰っています。大阪で開かれた商談会では昼休みに入った食堂の飯が全部冷たくてひんやりしました。そのあとうれしい再会があったのでまあいいことにします。寒いばかりだったかというとそうでもなく、佐藤ジュンコさんのKJS3日間はどのイベントも超満員でほかほかでした。毎日ほかほかだといいのに。(鳥居貴彦)
今月は何と言ってもアフロでした。「ホントにやるのか」と思いながら『凍った脳みそ』発売日に突入したものの、切込隊長イケハタに続いてアフロで街に繰り出したら思いの外おもしろく、やってよかったと心から思える企画になりました。その余波を受けて、最近はミシマ社Tシャツで営業回ったりしています。アフロで感覚が麻痺してますが、これもまあまあ異様な姿ですね・・・。(岡田森)
来月のこと〈池畑、田渕、岡田、野崎〉
いよいよ今年も残り1カ月。12月は前半に青山ブックセンター本店さんでイベントが2つあります。12/3(月)「後藤正文さん×小田嶋隆さん対談イベント」(※受付終了)、12/15(土)森田真生さんの「数学ブックトークin東京 2018 極月」(※絶賛受付中)。特に数学ブックトークはいつもと異なる夕方の開催で、またこれまでとも違う感じになるかもしれないです。「師走」の「極月」、丁寧に、エクストリームな1カ月を駆け抜けたいと思います。(池畑索季)
12月は新刊が出ないのですが、年明けから楽しみなラインナップが続々と控えているのでその下準備をしていけたらと思います。また、ミシマ社が編集を担当している京都市役所さん発行の冊子も出来上がります。楽しみです! あとものすごく個人的なことなのですが、12月2日(日)京都開催の「NHKのど自慢」に出るべく応募をしたのですが、書類審査で落選してしまいました・・・。またいつかどこかで!(田渕洋二郎)
今年も残すところあとわずか・・・。今年のうちに読み切りたいと積んである本たちが「まだ読まないのか」と棚から語りかけてきます。11月22日には『銀河鉄道の星』が発売になりました。見本が届いた瞬間に、「装丁が素敵すぎるのでいろんな人に贈りたい!」と思いました。本を発送するお仕事を毎日させてもらう中で、書店さんにも「素敵な本ができたよ」と贈り物を届けるような気持ちでできたらと思っています。残り一カ月も乗り切りたいと思います。(岡田千聖)
独立研究者の森田真生さんと高知で新しい学びの場を作る瀬戸昌宣さんによるトークイベントが、12月7日(金)京都の瑞泉寺にて行われます。さらにその日は「WALK to 瑞泉寺」として、イベント前にミシマ社新オフィスから瑞泉寺まで歩く会も開催されます。京都の底から冷える寒さのせいなのか、最近体も姿勢も思考もどんどん縮こまっている私がとても楽しみにしているイベントです。みなさんもぜひ!(野崎敬乃)
来月のミシマガ予告
・今年の一冊座談会
ミシマ社メンバーが今年読んで「今年はこの一冊!」と思う本について語り合う毎年恒例の座談会を今年も開催します。それぞれどんな本を選ぶのか? ぜひミシマガ読者のみなさまも今年の読書を振り返りながらお読みください!
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12月もおもしろいを「1日1本」、毎日更新のミシマガジンをぜひお楽しみに!