第43回
2021.11.30更新
11月も今日で最終日。明日から12月です。今月も「みんなのミシマガジン」に訪れてくださり、ありがとうございました。「今月と来月」のコーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に思いを馳せながらこれから起こるおもしろいことをお伝えしていきます。
代表 三島邦弘の今月と来月
明日から12月。今年も残すところひと月です。早いものですね〜。
発売になったばかりの『ちゃぶ台8』の中で、益田ミリさんの漫画「仮りの世界」に、こんなセリフがあります。「今年の東京 ほぼ緊急事態宣言」。京都に住んでいる私も同感ですが、どこに住んでいても「コロナ下」の生活だったのは間違いありません。そして、つい「コロナが終わったら」と思うクセがついていました。それが、「仮りの世界」を読んで以降、もうすっかり思わなくなりました。「元の生活なんてものはそもそもないんだ」と、腑に落ちて思えるようになったのです。
現時点ではコロナは収まっていますが、皆さんは、どうでしょう?
少なくとも私にはこうした変化が起きたわけですが、これも「ひっくり返る」の一つだと思っています。「さびしい」が、ひっくり返る。『ちゃぶ台8』の特集に据えたテーマが、実践されたと言えます。
明日からの日々も、ひっくり返った世界を生きていく所存です。それが楽しみでなりません。
そのあたりの変化のことは明日の「ちゃぶ台編集室」でも話す予定です。すでにひっくり返った人はさらにひっくり返りに、まだの方はこの機会にひっくり返りに来てください! (三島邦弘)
今月のこと〈星野、 新居、森、山田、角、須賀〉
先日、近所のカレー屋さんにテイクアウトのランチを買いに行ったら「サービスのラッシー飲んで行ってください」と言ってくださり、思いがけず嬉しいひとときを過ごしました。(星野友里)
友人宅で山盛りのからあげを作りました。ほんまにこんなに食べんの? と思いながら作ったらあっという間になくなり、自分の大切な人たちが、自分が作ったものをもりもりと食べてくれるって嬉しいことだなと沁みました(この写真は食べ尽くされた残りのひとやまです)。思わず帰宅後に『料理と利他』を読み返しました。(新居未希)
高校の同級生から連絡がきました。最高ですね。(岡田森)
何かの流れで「長縄跳びをやりたい!」という話になり、長縄を購入した京都オフィス。久しぶりにいい汗をかきました。跳んでいるのは北海道から1週間デッチにきてくれていたアサシマさんです。(山田真生)
秋の京都に住むのは初めてです。紅葉の山は、夕日に照らされると輝きます。先日は比叡山がとてもきれいでした。(角智春)
今月は『ちゃぶ台8』の発刊や、新聞に『その農地、私が買います』の著者インタビュー掲載(13日 毎日新聞、14日 読売新聞)、『くらしのアナキズム』の書評掲載(27日 朝日新聞)など、書店さんにお伝えしたいニュースがたくさんありました。書店まわりの道中、電車の写真を撮影して、ミシマ社メンバーの子どもに見てもらうのが楽しみの一つでした。(須賀紘也)
来月のこと〈長谷川、 池畑、 田渕、岡田、 野崎、佐藤 〉
仕掛け屋チームはここ数週間、いろんな「仕込み」をやっています。来月はそのお披露目月間。まず12月15日(水)から、『てがみがきたな きしししし』の原画展が恵文社一乗寺店(京都)さん、『みゃーこ湯のトタンくん』の原画展が、青山ブックセンター(東京)さんではじまります。どちらもただ原画を展示するだけでなく、著者さんや会場の書店員さんと話し合って、ディスプレイにもこだわって準備しています。楽しみにしていてください。そして今年も、ミシマ社カレンダーを販売します。先日バタバタと入稿したのですが、いざ印刷に入る直前に業者さんから「6月の1日の数字がありません!」と教えていただき、事無きを得ました・・・。ミシマ社の本づくりの様子が伝わる(?)ミシマンガつきカレンダーです。よかったら来年のお供にぜひ!(長谷川実央)
今年もあと1ヶ月。青山ブックセンター本店さんでは、12月10日刊行のスケラッコさん新刊『みゃーこ湯のトタンくん』の刊行を記念して、原画展を開催します。マンガの制作工程や、舞台となっている滋賀の〈都湯〉さん取材の様子など、スケラッコさん・トタンくんの世界をまるごと味わっていただける展示になりそうです! また、Tシャツと手ぬぐいのオリジナルグッズも販売もありますので、ご来場記念にぜひ。この冬は本書を読んで、あわよくばぜひご近所の銭湯にでも入っていただき、身も心もホカホカに。原画展は12月15日~1月7日までの開催です。ご来場お待ちしております。(池畑索季)
来月はもう年末なんですね・・・早すぎる。この一年、電子書籍の制作に携わってきました。ミシマ社から発刊となった書籍も150冊以上になり、電子化をコツコツと進めています。来月発刊の『みゃーこ湯のトタンくん』は、紙書籍と電子書籍を同日発刊します! ミシマ社では初の試みです。「いつでもどこでもトタンくんに会いたい」という方がきっといると思うので、電子版もぜひお求めいただけたら嬉しいです。「どんな本が電子書籍化しているの?」と気になった方は、こちらのページをご参照ください。(岡田千聖)
10月から11月になるとき、なぜか私は12月を迎える心持ちでいました。そして今年も残すところあと1カ月ですね〜と言ってはまわりを混乱させるという事態に何度か陥っていました。その後自分の体内、脳内時間がなかなか修正されず、明日からはボーナストラックの1カ月。たくさん読んで、会って、話して、仕込みの期間にしたいです。そしてこれを書いている今日、京都オフィスの玄関にミシマ社の一筆せんの制作でお世話になった表現社の方とつくった、リースを設置しました。それぞれの方法とペースで、気分をあげてまいりましょう!(野崎敬乃)
今年もミシマ社サポーターのみなさまからいただいたお便りや、特典のサポーター新聞ではサポーターさんのみなさんがおすすめするスポットを集めてつくった地図に、たくさん元気をいただいた1年でした。来月からは次年度のサポーターさんの募集がはじまります。仕掛け屋チーム・ハセガワとともに制作したサポーターさん募集動画がお披露目される予定なので、動画だけでもぜひ見ていってください。(佐藤美月)
運営メンバー紹介(カッコ内は似顔絵を描いた人)
三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。今日も明日も明後日も、熱をもった本をつくるため動き回る。合気道歴12年。(絵:ヤマダ)
星野友里 自由が丘オフィスリーダー。編集チーム。若手メンバーを教え諭す自由が丘の姉御。涼しげな表情の裏側は満身創痍? ラジオ体操を欠かさないでください(絵:モリ)。
長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ミシマ社通信やポップ、パネル作り、展覧会の設営もこなす。いつも明るくほがらかな仕事人。(絵:アライ)
新居未希 営業チーム現場監督(京都オフィス)。通称「ミッキー」。ミシマ社の新卒第一号。ドーナツ好き。2018年に出産し、子育てに奮闘しながらいろいろ手探りで仕事中。(絵:ノザキ)
池畑索季 営業チーム現場監督(自由が丘オフィス)。関東・東北・九州エリア担当。元山岳部その1。苔と土を愛するネイチャーボーイ。(絵:ホシノ)
田渕洋二郎 営業チーム・デジタル事業現場監督(京都オフィス)。関西・北海道・沖縄・岡山エリア担当。社内で一番(いい意味で)軽い男。歌が好きで、急に歌い出す悪癖がある。足が速い。(絵:スミ)
岡田千聖 自由が丘オフィスで事務まわりを担当。ミシマ社の元祖オカダ(のちに入社した夫・岡田森は通称モリ)。元バレーボール部員で、そのためか熱血な一面があるといううわさも。(絵:イケハタ)
野崎敬乃 編集チーム(京都オフィス)。元山岳部その2。2018年入社で、その働きぶりは以降の新人のハードルを上げた。笑い上戸で、ピースが苦手。(絵:ミシマ)
岡田森 営業チーム・デジタル事業現場監督(自由が丘オフィス)。関東・静岡・甲信越エリア担当。ミシマ社にIT革命を起こすべく奮闘中。特技はセールストークで、気に入った商品はメンバーにもご紹介。合気道愛好家。(絵:サトウ)
須賀紘也 営業チーム(自由が丘オフィス)。関東・東北・中国・四国エリア担当。2019年入社の新卒。「西郷どん」という通称とは反対に、社内でアタフタしている。めちゃくちゃ硬い髪質に深い悩みを抱える。地味にお調子者。(絵:オカダ)
佐藤美月 営業事務。自由が丘オフィスで出荷まわりを担当。好きなものはお笑いとパン全般。湘南生まれのピアニスト。(絵:スガ)
山田真生 営業チーム(京都オフィス)。2020年入社の新卒。関西・山陰・北陸エリア担当。大学では西洋美術史を専攻。高校時代は卓球部。わりとずけずけ物を言うタイプか?(絵:タブチ)
角智春 今年4月より入社の新卒(京都オフィス)。とはいえデッチ歴7年と実はベテラン。メキシコ留学の記録をまとめた『すみちゃんのメヒコ日記』の著者でもあります。(絵:ハセガワ)
*紹介文はスガが書きました。