第54回
2022.10.31更新
10月も今日で最終日。明日から11月です。今月も「みんなのミシマガジン」に訪れてくださり、ありがとうございました。「今月と来月」のコーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に思いを馳せながらこれから起こるおもしろいことをお伝えしていきます。
代表 三島邦弘の今月と来月
17年目に入ったミシマ社。今月は、土井善晴・中島岳志、両先生による対談本の第二弾『ええかげん論』と、みなはむさんのデビュー作『よるにおばけと』が出ました。著作多数のお二人と、最初の絵本を描かれたみなはむさん。一見すると対照的ですが、いずれの作品にも、フレッシュなエネルギーが満ちあふれております。それでいて、深い。『ええかげん論』を読まれた方にはぜひ『よるに~』を、そしてみなはむさんファンの方々にも『ええかげん論』を心からおすすめしたいです。
さて、明日から11月。10日には、今年を締めくくるのに、とっておきの一冊が出ます! 益田ミリさん渾身のエッセイ集『東京あたふた族』。来年の幸呼ぶ一冊となりましたら、と切に願いをこめて編集しました。(三島邦弘)
今月のこと〈長谷川、 池畑、田渕、 岡田、野崎、 佐藤、大堀 〉
食欲の秋。夕方はもっぱら近所のファミリーマートさんにお世話になっている今日この頃です。(長谷川実央)
九州出張で大牟田のtaramu booksさんへ。入って正面には喫茶も兼ねたカウンターがあり、その脇にはご近所から遠方まで様々なお店のショップカードがずらり。店主の村田さんや、たまたま居合わせたお客さんとの会話から、本だけでないものとの出会いも広がりました。(池畑索季)
「本物のカブトムシ?」と思いきや、実は入浴剤の中に入っていたオモチャ。お風呂イヤイヤ期の我が子に楽しくお風呂に入ってもらうために買ったですが、基本的に虫が苦手な岡田は、このオモチャにひえーとなっています。(岡田千聖)
ある日の京都オフィスの夜ごはんです。鳳泉のテイクアウトをしました。しみました。(野崎敬乃)
自由が丘オフィスの庭から謎の実がたくさん収穫されました。今年の夏にみんなで植えたスイカかかぼちゃの苗が変異したか、もともと違う苗だったのか、本当に謎だらけなのですが、たまたまこのとき職場体験で来てくれていた中学生たちと一緒に大盛り上がりした自由が丘オフィスでした。(佐藤美月)
最近、日中はぽかぽかしていて、思わずうとうとしてくるほど過ごしやすくて気持ちがいいです。お昼休みはまた鴨川へ行くようになったのですが、地元の友人に「こんなのんびりできる川が近くにあるのはいいね〜」と言われたしかに、と思いました。あったかいコーヒーが美味しいです〜。(大堀星莉)
来月のこと〈星野、 森、須賀、山田、角、西尾〉
来月は、長いことできていなかった、本づくりの打ち上げなど、
先日の妙蓮寺本の市、3歳の息子と一緒に行ったら、ミシマ社ブースに『パパパネル』があるのを見て、うちで遊んでるやつだ!!と開封し始めました。売り物だからやめてー! そんなにも子どもの心を掴む名作アイディア絵本を作るtuper
来月の新刊は『東京あたふた族』です。この記事の下の方にある、私スガの紹介文に、「「西郷どん」という通称とは反対に、社内でアタフタしている」とあります。そうです、私もあたふた族です。ミリさんが1章「上京物語」で書かれる、ミリさんが大阪から東京に来て新生活に奮闘(したりしなかったり)していたころのあたふたエピソードに、社会人4年目の私は笑ったり笑えなかったりしながら、深く深くジーンとします。あたふた族にも「全部言う族」(とは何者か、ぜひ本書をお読みください)にも、全員におすすめです。(須賀紘也)
11月10日に、益田ミリさんの『東京あたふた族』が発売となります。三部構成のうち、第1部の「上京物語」は、ミリさんが20代半ばでイラストレーターになるために、大阪から東京へ移り住んだ当時のことが描かれています。家具をそろえる、恋のはじまりを期待する、仕事を求めて人に会いに行く、といった場面の数々が、過去10年間で8回も引っ越しをしてきた私の心にビリビリと響きました。「そうそう、そうだった...!」と過去をじんわり思い返しながら読める、そうして、日々あたふたと過ごしがちな自分のなかにもちゃんといろいろな「時間」が積み重なっていたと気づける、タイムカプセルのような本です。(角智春)
先月、とある読書会に参加したのですが、参加女性のひとりがブックカバー採集が趣味で、それ目当てに各地の書店を回っている。(チャーン店のカバーも好きなんだそう)本以上にブックカバーが好きなんです、とおっしゃっていました。
そんなブックカバー。くまざわ書店では、『東京あたふた族』記念コラボフェアとして、益田ミリさん書き下ろしの、あたふたイラストのブックカバーが対象商品限定で、プレゼントになっています。惜しくも、その女性には伝え忘れてしまったので、ここに書かせていただきます。どうか届きますように!(西尾晃一)
運営メンバー紹介(カッコ内は似顔絵を描いた人)
三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。今日も明日も明後日も、熱をもった本をつくるため動き回る。合気道歴12年。(絵:ヤマダ)
星野友里 自由が丘オフィスリーダー。編集チーム。若手メンバーを教え諭す自由が丘の姉御。涼しげな表情の裏側は満身創痍? ラジオ体操を欠かさないでください(絵:モリ)。
長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ミシマ社通信やポップ、パネル作り、展覧会の設営もこなす。いつも明るくほがらかな仕事人。(絵:アライ)
新居未希 デジタル事業現場監督(京都オフィス)。通称「ミッキー」。ミシマ社の新卒第一号。ドーナツ好き。2018年に出産し、子育てに奮闘しながらいろいろ手探りで仕事中。(絵:ノザキ)
池畑索季 営業チーム現場監督(自由が丘オフィス)。関東・東北・九州エリア担当。元山岳部その1。苔と土を愛するネイチャーボーイ。(絵:ホシノ)
田渕洋二郎 営業チーム現場監督(京都オフィス)。関西・北海道・沖縄・岡山エリア担当。社内で一番(いい意味で)軽い男。歌が好きで、急に歌い出す悪癖がある。足が速い。(絵:スミ)
岡田千聖 自由が丘オフィスで事務まわりを担当。ミシマ社の元祖オカダ(のちに入社した夫・岡田森は通称モリ)。元バレーボール部員で、そのためか熱血な一面があるといううわさも。(絵:イケハタ)
野崎敬乃 編集チーム(京都オフィス)。元山岳部その2。2018年入社で、その働きぶりは以降の新人のハードルを上げた。笑い上戸で、ピースが苦手。(絵:ミシマ)
岡田森 営業チーム・デジタル事業現場監督(自由が丘オフィス)。関東・静岡・東海・甲信越エリア担当。ミシマ社にIT革命を起こすべく奮闘中。特技はセールストークで、気に入った商品はメンバーにもご紹介。合気道愛好家。(絵:サトウ)
須賀紘也 営業チーム(自由が丘オフィス)。関東・中国・四国エリア担当。2019年入社の新卒。「西郷どん」という通称とは反対に、社内でアタフタしている。めちゃくちゃ硬い髪質に深い悩みを抱える。地味にお調子者。(絵:オカダ)
佐藤美月 営業事務。自由が丘オフィスで出荷まわりを担当。好きなものはお笑いとパン全般。湘南生まれのピアニスト。(絵:スガ)
山田真生 営業チーム(京都オフィス)。2020年入社の新卒。関西・愛知・山陰・北陸エリア担当。大学では西洋美術史を専攻。高校時代は卓球部。わりとずけずけ物を言うタイプか?(絵:タブチ)
角智春 編集チーム(京都オフィス)。『すみちゃんのメヒコ日記』著者。元山岳部その3。実家のビーグル犬と歌(歌謡曲など)を愛する。好きなドライフルーツはいちじく。(絵:ハセガワ)
西尾晃一 今年4月より入社の新卒メンバー。同時に発足した新チーム「新人チーム」に所属(自由が丘オフィス)。元サッカー部で、往年のセンターバック魂を発揮して日々いろいろと体当たり中。目標はコーヒーを好む大人になること。(絵:オオボリ)
大堀星莉 今年4月より入社の新卒メンバーで、「新人チーム」所属。「人間以外の動物が苦手」という衝撃の発言があったが、カメがいる京都オフィス配属になり成長に期待。大学までダンス部で活動していたヒップホップダンサー。タコライスが好き。(絵:ニシオ)
*紹介文はスガが書きました。