第55回
2022.11.30更新
11月も今日で最終日。 はやいもので明日から12月です。今月も「みんなのミシマガジン」に訪れてくださり、ありがとうございました。「今月と来月」のコーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に思いを馳せながらこれから起こるおもしろいことをお伝えしていきます。
代表 三島邦弘の今月と来月
もう今年も残すところ1ヶ月。ついこないだ、新年おめでとうございますと言った感じなのに。が、それは私が単に歳をとったからでしょう。バッキー井上さんの言う通り、8歳児にとっての一年は人生の1/8、僕にとっての1年は1/47に過ぎないのですから。人生における1年の濃さは年々薄れているのかもしれません。とはいえ、逆に、歳をとるにつれ、人生の深度は増しているようにも感じます。とりわけ今年は、小田嶋隆さんや親戚のおじなど、自分の人生に大きな影響を与えてくれた方々を見送りました。残りひと月、そうした方々を偲ぶ、静かな時間を過ごしたいです。『コラムの向こう側』、『つたなさの方へ』を読み返しつつ。(三島邦弘)
今月のこと〈星野、 森、須賀、山田、角、西尾〉
みんなで皆既月食を見上げました。「月食って、地球と月と太陽どういう順番だっけ?」「なんで月が赤く見えるんだっけ?」「冥王星って肉眼で見えるんだっけ?」という、日本全国で繰り広がったであろう会話を私たちもしました。(星野友里)
今月はスガくんが大福を、ニシオくんがサーターアンダギーを突然作って差し入れてくれました。スイーツの町自由が丘の出版社らしくなってきたのかもしれません。(岡田森)
今月は書店まわりする日が多かったです。『東京あたふた族』の発売日には、やはり東京を回らねばと、東京駅の近くの本屋さんをまわりました。写真はその最中に撮った、地下鉄銀座駅の駅メロでお馴染み、「銀座の恋の物語」の歌碑です。今はあたふた族ですが、いつかは石原裕次郎のような「心の底までしびれるような」大人になりたいです。(須賀紘也)
大阪にある子どもの本屋ぽてとさんで12/4(日)まで開催中の、みなはむさん『よるにおばけと』原画展。個人的には、「空の変化」がとてもおもしろい展示だと感じました。原画の力がすごいのでぜひ実物をご覧いただきたいです。12月17日からは、東京のタコシェさんでも開催します!(山田真生)
『ちゃぶ台10』の校了を記念して、心身ともにリフレッシュ。ノザキと晩秋の大文字山に登りました! 体力に自信のない私にも気持ちいい程度の負荷で、半日で登れて、さまざまな木の葉の色も楽しめて、京都の街も一望できて、山頂で食べるおにぎりはやっぱりおいしくて、最高にええかげんな場所を見つけてしまいました!(角智春)
今月は「tupera tuperaのアイデアの時間」がとても面白かったです! あたりまえの風景を少しユーモアを足し算してみる、そんな「術」が詰まった、イベントでした。街歩きも一層楽しくなるイベント、アーカイブもございますので、ぜひ見てみてください!(西尾晃一)
来月のこと〈長谷川、 池畑、田渕、 岡田、野崎、 佐藤、大堀 〉
いま山陽堂書店で開催中の「益田ミリ『東京あたふた族』エッセイのことば展」が、来月16日〜ミリさんの地元・大阪にある「本」のお店スタントンに巡回します。準備をしながらその文章に触れ、あらためてミリさんのことばの力や美しさに感動しました。見る人それぞれが、自分だけの言葉を見つけて、お店を出るときには少しだけ気持ちが明るくなっている。ミリさんの作品を読んだときのような展示会場になっているといいな、と思っています。お近くにいらっしゃることがあれば、ぜひ(ちなみに東京会場は3日までです)!(長谷川実央)
いよいよ来月は「師走」。あたふたな日々が加速しそうです。10月に刊行したみなはむさん初の絵本『よるにおばけと』の展示が、ついに東京へやってきます。12月17日(土)〜12月30日(金)、場所は中野ブロードウェイの《タコシェ》さんです。本はそもそも「独りの味方」だと思うのですが、この絵本は、特にそんな気がします。クリスマス、年末年始、独りで過ごす冬の夜にぜひ。(池畑索季)
今月発刊となった『東京あたふた族』。来月12月1日~来年1月31日まで、三省堂書店池袋本店さん✕e.a.gran(イー・エー・グラン)西武池袋店でコラボカフェが始まります! 今回、「ポテトサラダが食べたい!サンド」「ちょっぴり贅沢になった、思い出のホットケーキ」「あたふたカフェラテ」の3品。
『今日の人生』の時もコラボカフェをやってくださいましたが、作品の雰囲気に合わせたメニューが食べられるのは嬉しいですね。メニューをご注文いただいた方には特典もありますので、ぜひぜひ食べに行ってみてください!(岡田千聖)
来月は、駅伝をみて、ラグビーをみて、バスケをみて・・・わたしは年末年始だけはスポーツ観戦に熱をあげています。などなど書き始めてようやく、それは再来月だわ、と気づきました。来月は、今年最後のミシマ社の新刊、『ちゃぶ台10』が発売になります。リニューアル以降の特集を眺めると、「非常時代を明るく生きる」、「ふれる、もれる、すくわれる」、「『さびしい』が、ひっくり返る」、「書店、再び共有地」そして次号は「母語ボゴボゴ、土っ!」です。1冊ごとに読み切る快感と、号をまたいで読むおもしろさ、どちらもぜひ味わってほしいです。(野崎敬乃)
大私事ですが、誕生月なので12月はだいすきです!この冬の夜、
運営メンバー紹介(カッコ内は似顔絵を描いた人)
三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。今日も明日も明後日も、熱をもった本をつくるため動き回る。合気道歴12年。(絵:ヤマダ)
星野友里 自由が丘オフィスリーダー。編集チーム。若手メンバーを教え諭す自由が丘の姉御。涼しげな表情の裏側は満身創痍? ラジオ体操を欠かさないでください(絵:モリ)。
長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ミシマ社通信やポップ、パネル作り、展覧会の設営もこなす。いつも明るくほがらかな仕事人。(絵:アライ)
新居未希 デジタル事業現場監督(京都オフィス)。通称「ミッキー」。ミシマ社の新卒第一号。ドーナツ好き。2018年に出産し、子育てに奮闘しながらいろいろ手探りで仕事中。(絵:ノザキ)
池畑索季 営業チーム現場監督(自由が丘オフィス)。関東・東北・九州エリア担当。元山岳部その1。苔と土を愛するネイチャーボーイ。(絵:ホシノ)
田渕洋二郎 営業チーム現場監督(京都オフィス)。関西・北海道・沖縄・岡山エリア担当。社内で一番(いい意味で)軽い男。歌が好きで、急に歌い出す悪癖がある。足が速い。(絵:スミ)
岡田千聖 自由が丘オフィスで事務まわりを担当。ミシマ社の元祖オカダ(のちに入社した夫・岡田森は通称モリ)。元バレーボール部員で、そのためか熱血な一面があるといううわさも。(絵:イケハタ)
野崎敬乃 編集チーム(京都オフィス)。元山岳部その2。2018年入社で、その働きぶりは以降の新人のハードルを上げた。笑い上戸で、ピースが苦手。(絵:ミシマ)
岡田森 営業チーム・デジタル事業現場監督(自由が丘オフィス)。関東・静岡・東海・甲信越エリア担当。ミシマ社にIT革命を起こすべく奮闘中。特技はセールストークで、気に入った商品はメンバーにもご紹介。合気道愛好家。(絵:サトウ)
須賀紘也 営業チーム(自由が丘オフィス)。関東・中国・四国エリア担当。2019年入社の新卒。「西郷どん」という通称とは反対に、社内でアタフタしている。めちゃくちゃ硬い髪質に深い悩みを抱える。地味にお調子者。(絵:オカダ)
佐藤美月 営業事務。自由が丘オフィスで出荷まわりを担当。好きなものはお笑いとパン全般。湘南生まれのピアニスト。(絵:スガ)
山田真生 営業チーム(京都オフィス)。2020年入社の新卒。関西・愛知・山陰・北陸エリア担当。大学では西洋美術史を専攻。高校時代は卓球部。わりとずけずけ物を言うタイプか?(絵:タブチ)
角智春 編集チーム(京都オフィス)。『すみちゃんのメヒコ日記』著者。元山岳部その3。実家のビーグル犬と歌(歌謡曲など)を愛する。好きなドライフルーツはいちじく。(絵:ハセガワ)
西尾晃一 今年4月より入社の新卒メンバー。同時に発足した新チーム「新人チーム」に所属(自由が丘オフィス)。元サッカー部で、往年のセンターバック魂を発揮して日々いろいろと体当たり中。目標はコーヒーを好む大人になること。(絵:オオボリ)
大堀星莉 今年4月より入社の新卒メンバーで、「新人チーム」所属。「人間以外の動物が苦手」という衝撃の発言があったが、カメがいる京都オフィス配属になり成長に期待。大学までダンス部で活動していたヒップホップダンサー。タコライスが好き。(絵:ニシオ)
*紹介文はスガが書きました。