第66回
2023.10.31更新
10月も今日で最終日。明日から11月です。今月も「みんなのミシマガジン」に訪れてくださり、ありがとうございました。本コーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に思いを馳せながらこれから起こるおもしろいことをお伝えしていきます! 先月から新しくなった似顔絵と紹介文にもご注目ください。
代表 三島邦弘の今月と来月
アポまで約30分。札幌駅から目的地まで小走りで向かう。残り5分の距離まで来たので、周りをさっと確認。あるビルに目星をつけ、近寄ると、やっぱり!あったあった、地下一階に回転寿司屋さんがありました。しかも、いい感じ。
ほぼ満席でしたが、カウンター2席だけ空きがある。須賀くんとささっと座り、すかさず注文、たこ、サバ、カツオ、等々たいへん美味しくいただきました。滞在10分弱。なんとお店前は大行列でした。わずか10分の差。ちょっと遅れていたら、出張のあいまに訪れる至福のお昼ごはんタイムはゼロだった。ほんのわずかなことで、all or nothingが訪れる。これだわ、これ。仕事も同じやわ。と思わずにはいられませんでした。では、この10分の差はどうしてできたか? 今回で言えば、「検索」をしなかったことが大きいでしょう。「回転寿司」などと検索はしない。これは旅先、出張先で僕が大事にしてることの一つですが、検索でお店を見つけることはしません。自分で見つけた、という喜びをわざわざ手放したくない。それと、県庁などのお役所の位置などから飲食街の目安をつけるなど、検索しない分、勘が養われる。その土地を知るには、自分で歩き、自分の嗅覚で見つけるしかない。もちろん、見つけられず、お昼抜きの事態だって起こりえます。実際に起こったこともあります。でもいいのです。そういうときは、こう嘯けばいいのですから。「残念こそ俺のご馳走」、と。
今月もありがとうございました。来月もよろしくお願い申し上げます。(三島邦弘)
今月のこと〈野崎、佐藤、西尾、加藤〉
今日が10月の最終日、とはにわかに信じがたいほど、今月の記憶がありません。写真も全然とっておらず、どうしよう・・・。11月刊『野生のしっそう』の制作中、参照している文献を集めて照合しているときの1枚です。奥にあるのは、先月韓国で買ったグミです。(野崎敬乃)
10月のサポーター新聞(ミシマ社サポーターさんに毎月発行している手書き新聞)は韓国特集です! 今月の新聞で使用している用紙は「OKミューズコットン さくらねず」という名前。何となく韓国っぽくてかわいいです。(佐藤美月)
今月、発刊を迎えた土井善晴さんの『味つけはせんでええんです』。各書店にて絶賛発売中です! 弊社のX(旧・ツイッター)では、毎日更新「土井かるた」を更新しております。こちらもお楽しみください!「(西尾晃一)
ミシマ社に来て、ふた月。外回りの夕暮れに見た、天を駆け昇っていく龍たち。ミロコマチコさんの『みえないりゅう』、美しい絵本です。(加藤千里)
来月のこと〈星野、長谷川、須賀、山田、角〉
突然ですが、ある本を読むことによって、
今月チームのサトウさんが書いているサポーター新聞の来月号、仕上げに手作業でちょっとした加工が必要になり、オフィスでサポーターさんたちと一緒にやることにしました。ワークショップみたいな感じ? ともかく、直接顔をあわせて集まる機会は久しぶりなので、とても楽しみです。サポーターさん同士が会うことも、うちが場を主催しない限りほぼないと思うので、そこの出会いの場も盛り上がるといいなぁ、と近所の世話焼きおばさんの気持ちでその日を心待ちにしています。(ミシマ社サポーター制度についてはこちら)(長谷川実央)
今夜、札幌の書店「Seesaw Books」店主神さんと代表ミシマによるMSLive! トークイベント「場をつづけるための『人とお金』の話 ーーシェルターを持つ書店と小さな出版社の続け方」が開催です。今晩は札幌に泊まり、そのまま11月を札幌で迎えることになります。その後の初北海道書店まわりも楽しみです!(須賀紘也)
今月、名古屋のON READINGでミロコマチコさんの『みえないりゅう』原画展がありました。ミロコさんの原画の、生き物や自然の息吹が直接五感に届くような瑞々しさに圧倒されました。次は11/3(金)から、群馬県のフリッツ・アートセンターに巡回します。ぜひみなさまもこの迫力をご体感ください!(山田真生)
11月17日(金)に、佐藤ゆき乃さんの小説『ビボう六』がリアル書店発売を迎えます。現実に絶望する20代の女性が「夜の京都」に迷い込むお話なのですが、そこで出会う「エイザノンチュゴンス」、略して「ゴンス」という名の怪獣が、もうほんとうに優しくてチャーミングでステキ。ゲラを読むたび、ゴンスのしぐさ、考え方、言葉づかいに私の心は溶け、溜息をつきました。来月はゴンスの推し活。本書をたくさんの方へ届けます!!(角智春)
運営メンバー紹介
三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。マグマを擬人化するとこんな感じ(?)。作る本は「なにもしない」「待つ」等の大切さを伝える内容が多いが、本人はじっとしてるのが超苦手。(絵・文:ハセガワ)
星野友里 編集から営業まで、ミシマ社のすみずみに手をかけて、チームを支えてくれるリーダー。そのエネルギー消費量は計り知れず、休日はフラダンスや旅先で英気を養う。よく行く温泉地は湯河原。(絵・文:サトウ)
長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ポップもパネルも展覧会も小道具も大道具も作る、X刀流の名プレーヤー。気の遠くなるようなほどのバランス感覚の持ち主。(絵・文:ノザキ)
加藤千里 2023年9月に入社した、ミシマ社初の営業マネジャー。最高のパッション、エレガンス、お茶目さを兼ね備える。仕事と同様、趣味・生活にも120%のエネルギーを注ぎ、花を150種類以上育てたり、年間100以上のライブに参加したりしてきた。こんな大人になりたいと思うような、素敵な方。(絵・文:スミ)
野崎敬乃 2018年入社、新卒6年目。編集の枠を超えて、営業面でも活躍中。「がんばりオーバーロード」と某デザイナーさんにネーミングされるほどのがんばり屋さんであり、「がんばるわたしが嫌いじゃない」フェアの発案者。パンクロッカー並みの瞬発力をもつ一方で、ナメクジや昆虫は大の苦手。まあ、おもろい人です。(絵・文:ミシマ)
岡田森 2023年2月に京都オフィスに異動になり、仕事に子育てに奮闘する、営業現場監督兼2児の父。内田樹先生、土井善晴先生、仮面ライダー、Excel、料理と、何かにハマると徹底的に追求する研究者タイプ。テンションが上がると息子さんが乗り移ったかのようなしゃべり方になる(ちなみに見た目もそっくり)。(絵・文:ヤマダ)
須賀紘也 自由が丘オフィス所属。東北、関東、中国エリアの営業を担当。野球、プロレス、歌謡曲、銭湯、都々逸など趣味は多岐に渡り、老若男女と話題を共有できる引き出しの持ち主。最近、分厚い『副詞用法辞典』を買った。満月の写真を撮るのが好き。(絵・文:ニシオ)
佐藤美月 経理チーム。自由が丘の実質的リーダー。ミシマ社の音楽全般も担当。ピアノを弾くようにキーボードをたたき、納品伝票をつくる。仕事中、まわりに聴こえないくらいの音量で鼻歌を歌っている。(絵・文:ホシノ)
山田真生 営業チーム。朝ごはんは菓子パンかヨーグルト、昼食は必ず外出して食べる、夕飯を食べているイメージがなぜかない、営業に行くと書店員さんからいろいろ教わって帰ってくる、背の高い男です。(絵・文:モリ)
角智春 編集チーム(京都オフィス)。穏やかで落ち着いた美しいアルトの声。眼差しにはつよい意志の光。南米留学経験あり。隣で突然吉本ばりのボケが起きても、時間差で吹き出す品の良さ。花にたとえるなら、しなやかで多彩なグラデーションが美しいコスモス。聡明で端正な仕事ぶりに、日々学ぶことばかりです。(絵:ハセガワ 文:カトウ)
西尾晃一 自由が丘オフィス所属、関東と九州エリアの営業を担当。ミシマ社の最年少メンバーは左利き。営業電話中とサッカーテレビ観戦中の声の大きさは業界随一の、イキのいい若手営業。急に会社にサーターアンダギーを作って持ってくる意外性と、大学時代を過ごした沖縄の旅行ガイドはピカイチ。(絵・文:スガ)