第67回
2023.11.30更新
11月も今日で最終日。明日から12月です。今月も「みんなのミシマガジン」に訪れてくださり、ありがとうございました。本コーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に思いを馳せながらこれから起こるおもしろいことをお伝えしていきます!
代表 三島邦弘の今月と来月
明日には今年の最終月をむかえます。あっという間、だったような、ものすごく長かった、ような。なんともいいがたい11ヶ月でした。確実に言えることは、会社がひとつの生きものであるならば、この間、いろんなウミを出せました。それと平行して、これから生きていくための身体づくりにも取り組めました。ウミを出し、あらたな身体をつくる。この過程は、どうしても不安定になり、体力が減退します。けれど、それを行なわないと、大病を患うリスクが高くなる。理想を言えば、毎日すこしずつウミをだし、基礎体力づくりも日々おこなうことでしょう。それがむずかしかったのは、コロナ下での制限が何かとあったからで、周りを見回しても、会社であれ個人であれ、溜まりに溜まった問題や澱みがドッといっきに噴出しているような気がします。自社が幸いだったのは、同時に、めざしたい身体へと着実に変化しつづけられたこと。今もその過程にありますが。今日、そして明日からの日々も、焦ることなく、着実にこの道を歩んでいきたいです。いけばわかるさ、のスピリットで。(三島邦弘)
今月のこと〈星野、長谷川、須賀、山田、角〉
バタバタな日々が続いたため、『桃を煮るひと』ならぬ「りんごを煮るひと」になってみました。心が落ち着きました。(星野友里)
ミシマ社サポーターさんに毎月お送りしている「サポーター新聞」、今月は京都オフィスでサポーターさんと一緒に、仕上げの折り作業をしました。「自分不器用なんで...」と高倉健さんみたいなこと言いながらサポーターさんに折り方を教わる社長です。(長谷川実央)
『自由が丘の贈り物』に登場するお肉屋、荒川商店さんのからあげ弁当をよく食べました。ある日のからあげがめっちゃ犬みたいでした。(須賀紘也)
佐藤ゆき乃さんデビュー作の小説『ビボう六』(ちいさいミシマ社)が発刊となりました! たくさんのお店が素敵な展開とともに応援くださっているのですが、特にくまざわ書店 四条烏丸店の文芸担当さんによるこのポップが美しすぎて見惚れてしまいました・・・!(山田真生)
例年より少し遅めに、京都に紅葉シーズンがやってきました。京都オフィスの小さな庭も、やっと秋の色に! それはともかく、毎月「こんな月にしたい」という願望を抱いて月初を迎えるのですが、月日の流れの速さに自分の実行力がいつも追いつきません。来月は一年のラスト。気持ちよく新年を迎えられるよう、元気に楽しく、きっちり仕事したいです。(角智春)
来月のこと〈森、野崎、佐藤、西尾、加藤〉
あっというまに12月ですね。来月は雪の季節に読みたい、銀世界を描いた新刊絵本『ゆきのゆきちゃん』を刊行します。そして年末には大掃除。一年間の間にたまったゴミに思いを馳せること間違い無しの『ちゃぶ台12 特集:捨てない、できるだけ』を同時刊行します。季節感満載の12月刊、12/7(木)リアル書店先行発売です。よろしくお願いします。(岡田森)
きくちちきさんの新刊『ゆきのゆきちゃん』が発売を迎えます。もう4年ぐらい前になりますが、ちきさんの絵本『みんな』をたまたま本屋さんで見つけて、ド衝撃を受けて、その絵本の編集者・筒井大介さんが会社の近所でお仕事をされていると知り、インタビューを申し込んで(記事はここから読めます)、それからミシマ社で筒井さんと絵本づくりをご一緒する機会をいただき、『てがみがきたな きしししし』や『よるにおばけと』や『みんなたいぽ』を刊行することができ、このたびついに、筒井さんの編集のもと、きくちちきさんの絵本を刊行するに至りました・・・。普段絵本ではない本をつくることのほうが多いですが、エッセイでも人文書でもどんなジャンルの本をつくるときも、自分の根底にあるのは、きくちちきさんの『みんな』に流れている「感じ」です。と強く言い張れるぐらい自分にとって『みんな』という作品は大事で、最高なのですが、そのちきさんの最新作『ゆきのゆきちゃん』は、作品を超えて「みんな」が宿っている気がしてやまない・・・と、すいません、ひとりですごく興奮しています。とにかくすごい本が、もうすぐ発売です。(野崎敬乃)
もうすぐクリスマスですね。クリスマスプレゼントにおすすめしたい本がミシマ社にはたくさんあるのですが、個人的には益田ミリさんの『今日の人生』シリーズをおすすめしたいです。5年ほど前に姉にすすめられて読んでミシマ社に入社したきっかけでもあります。1巻は緑、2巻は赤、2冊あわせるとクリスマスカラーでとってもかわいい装丁です。プレゼントするときは、ぜひともかわいくラッピングしておめかししてあげてください。(佐藤美月)
12月7日(木)『ちゃぶ台12 特集:捨てない、できるだけ』刊行いたします。刊行日には本屋「Title」店主、辻山さんとミシマ社代表、三島が、つくると売る両方の立場から「捨てない、できるだけ」を考えるイベントも開催! こちらも楽しみです。(西尾晃一)
12月って本当ですか? 営業中に呆然としているカトウです。ミシマ社に入って3ヶ月。あっという間すぎて驚きます。『ゆきのゆきちゃん』見本を携えご紹介できるのが幸せです。ぜひお手に取ってご覧くださいませ。(加藤千里)
運営メンバー紹介
三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。マグマを擬人化するとこんな感じ(?)。作る本は「なにもしない」「待つ」等の大切さを伝える内容が多いが、本人はじっとしてるのが超苦手。(絵・文:ハセガワ)
星野友里 編集から営業まで、ミシマ社のすみずみに手をかけて、チームを支えてくれるリーダー。そのエネルギー消費量は計り知れず、休日はフラダンスや旅先で英気を養う。よく行く温泉地は湯河原。(絵・文:サトウ)
長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ポップもパネルも展覧会も小道具も大道具も作る、X刀流の名プレーヤー。気の遠くなるようなほどのバランス感覚の持ち主。(絵・文:ノザキ)
加藤千里 2023年9月に入社した、ミシマ社初の営業マネジャー。最高のパッション、エレガンス、お茶目さを兼ね備える。仕事と同様、趣味・生活にも120%のエネルギーを注ぎ、花を150種類以上育てたり、年間100以上のライブに参加したりしてきた。こんな大人になりたいと思うような、素敵な方。(絵・文:スミ)
野崎敬乃 2018年入社、新卒6年目。編集の枠を超えて、営業面でも活躍中。「がんばりオーバーロード」と某デザイナーさんにネーミングされるほどのがんばり屋さんであり、「がんばるわたしが嫌いじゃない」フェアの発案者。パンクロッカー並みの瞬発力をもつ一方で、ナメクジや昆虫は大の苦手。まあ、おもろい人です。(絵・文:ミシマ)
岡田森 2023年2月に京都オフィスに異動になり、仕事に子育てに奮闘する、営業現場監督兼2児の父。内田樹先生、土井善晴先生、仮面ライダー、Excel、料理と、何かにハマると徹底的に追求する研究者タイプ。テンションが上がると息子さんが乗り移ったかのようなしゃべり方になる(ちなみに見た目もそっくり)。(絵・文:ヤマダ)
須賀紘也 自由が丘オフィス所属。東北、関東、中国エリアの営業を担当。野球、プロレス、歌謡曲、銭湯、都々逸など趣味は多岐に渡り、老若男女と話題を共有できる引き出しの持ち主。最近、分厚い『副詞用法辞典』を買った。満月の写真を撮るのが好き。(絵・文:ニシオ)
佐藤美月 経理チーム。自由が丘の実質的リーダー。ミシマ社の音楽全般も担当。ピアノを弾くようにキーボードをたたき、納品伝票をつくる。仕事中、まわりに聴こえないくらいの音量で鼻歌を歌っている。(絵・文:ホシノ)
山田真生 営業チーム。朝ごはんは菓子パンかヨーグルト、昼食は必ず外出して食べる、夕飯を食べているイメージがなぜかない、営業に行くと書店員さんからいろいろ教わって帰ってくる、背の高い男です。(絵・文:モリ)
角智春 編集チーム(京都オフィス)。穏やかで落ち着いた美しいアルトの声。眼差しにはつよい意志の光。南米留学経験あり。隣で突然吉本ばりのボケが起きても、時間差で吹き出す品の良さ。花にたとえるなら、しなやかで多彩なグラデーションが美しいコスモス。聡明で端正な仕事ぶりに、日々学ぶことばかりです。(絵:ハセガワ 文:カトウ)
西尾晃一 自由が丘オフィス所属、関東と九州エリアの営業を担当。ミシマ社の最年少メンバーは左利き。営業電話中とサッカーテレビ観戦中の声の大きさは業界随一の、イキのいい若手営業。急に会社にサーターアンダギーを作って持ってくる意外性と、大学時代を過ごした沖縄の旅行ガイドはピカイチ。(絵・文:スガ)