第72回
2024.04.30更新
今日は4月の最終日です。今年度最初の一カ月が過ぎました。連休の真っただ中という方も、お仕事や勉強中という方も、いかがお過ごしでしょうか?
今月も「みんなのミシマガジン」を訪れていただき、ありがとうございました。
本コーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に起こるおもしろいことをお伝えします。
代表 三島邦弘の「今月と来月」
今月は、ミシマ社の19年足らずの歴史の中で初めてのことが続きました。
ひとつは、初版部数最多の本を出しました。益田ミリさん『今日の人生3 いつもの場所で』。4月10日、ドキドキの発刊初日を迎えましたが、おかげさまで、発刊すぐに3刷を決めることができ、ほっ、と胸を撫で下ろしているところです。
もうひとつは、同じく益田ミリさん著の『今日の人生』が発刊から8年かけて、累計の刷り部数が10万部となりました。(シリーズ累計などでなく)単著としては初の出来事! 10万部というのはひとつの数字に過ぎないかもしれませんが、大きな区切りであるのも間違いないと思います。一冊、一冊、書店さんが届けてくださり、一人ひとり読者の方々が愛読くださった賜物。心から感謝いたします。
来月からの日々も、この心地いい流れのうちにありたいです。(三島邦弘)
【今月の一枚!】
4月はサポーターさんからいただいたタケノコをオフィスで料理しました。台所で季節感を摂取しています。(岡田森)
すごい個人的なことなのですが、今月とてもいいお医者さんを見つけました。体調を劇的に改造中です。通称「ぜっこれ」(『絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話』)を熟読して養生しています。(野崎敬乃)
デッチさんが卒業を迎えたり、街中で新入生を見かけたり、毎年のことながら新鮮な気持ちになる4月でした。今年は桜がいっぱい見れました。(佐藤美月)
お陰様で『今日の人生3』発売すぐに三刷に!
写真はいつもその時いいなと思う花を選んで合わせるアレンジ。久々に4月は2回作りました。(少しは余裕が出てきたのでしょうか。)(加藤千里)
【来月のおもしろいこと】
来月5月、ついに、若林理砂先生の新著『謎の症状』が発売になります! この本の編集制作期間中、若林先生とメールをやりとりするたびに、ゲラのやりとりでお会いするたびに、元気パワーをいただいてきたので、校了した今、走り切った充実感とともに、若干さみしいという現象が発生しています。本書にも詰まっている若林先生の元気パワー、読者のみなさまに受け取っていただけることを楽しみにしています。(星野友里)
『今日の人生3』の発刊を記念して、5月8日〜山陽堂書店さんで益田ミリさんの原画展がはじまります。中のマンガはもちろん、あのかわいいカバーイラストの原画や、展示会場だけの描き下ろし企画「益田ミリさんへ10の質問」など、今回もスペシャルな見どころ盛りだくさん、かわいさ最大級の展覧会です。ミリさんファンの方はもちろん、(お店がある)表参道の街を歩いているひとも全員、見てほしいくらいです。みなさまのお越しをお待ちしております。(長谷川実央)
DSKCこと「土井善晴と食を考えるクラス」、3年目に突入します! 5月20日から始まる第3期のテーマは「料理に宿るゼロの思想」です! 料理と思想といえば、現在有隣堂さんの19店で「『料理の哲学』フェア〜食の本を読んで、生活をととのえよう!」を5月末まで開催中! 土井先生の『味つけはせんでええんです』をはじめ、レシピ・思想・発酵・健康など、さまざまな切り口からミシマ社が出してきた料理の本5冊が並んでいます。ぜひお立ち寄りください。(須賀紘也)
5/2(木)〜5/26(日)、ウルトラマンの街・祖師ヶ谷大蔵にあるBOOKSHOP TRAVELLERさんで「はるから書店とミシマ社の 心をマッサージするブックフェア」が開催となります。はるから書店さんは「ケアする本屋」としてオンラインをメインに活動されている素敵な書店さんです。本を通じた心のマッサージで、「脱5月病」をしましょう!(山田真生)
3月刊の青山ゆみこさん『元気じゃないけど、悪くない』がおかげさまで大好評をいただき、来月も、重版出来、読書会開催、メディアでの紹介など、うれしいニュースがつづく予定です。
新年度最初の一カ月が過ぎ、今、すこしお疲れという方もいらっしゃるかもしれません。私自身もじめっとした空気や寒暖差がやだな~と感じていますが、「ゲンナイ♪」(=元気じゃないけど、悪くない♪)のおまじないで一呼吸入れて、生活していこうと思います。個人的には、この本を制作して以来、「早寝早起き」「ネガティブ思考の原因を、心や頭ではなく身体のほうに探る」という実践をやってみていて、そのおかげでだいぶ救われた感じのする4月だったので、来月も継続したいです。(角智春)
運営メンバー紹介
三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。マグマを擬人化するとこんな感じ(?)。作る本は「なにもしない」「待つ」等の大切さを伝える内容が多いが、本人はじっとしてるのが超苦手。(絵・文:ハセガワ)
星野友里 編集から営業まで、ミシマ社のすみずみに手をかけて、チームを支えてくれるリーダー。そのエネルギー消費量は計り知れず、休日はフラダンスや旅先で英気を養う。よく行く温泉地は湯河原。(絵・文:サトウ)
長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ポップもパネルも展覧会も小道具も大道具も作る、X刀流の名プレーヤー。気の遠くなるようなほどのバランス感覚の持ち主。(絵・文:ノザキ)
加藤千里 2023年9月に入社した、ミシマ社初の営業マネジャー。最高のパッション、エレガンス、お茶目さを兼ね備える。仕事と同様、趣味・生活にも120%のエネルギーを注ぎ、花を150種類以上育てたり、年間100以上のライブに参加したりしてきた。こんな大人になりたいと思うような、素敵な方。(絵・文:スミ)
野崎敬乃 2018年入社、新卒6年目。編集の枠を超えて、営業面でも活躍中。「がんばりオーバーロード」と某デザイナーさんにネーミングされるほどのがんばり屋さんであり、「がんばるわたしが嫌いじゃない」フェアの発案者。パンクロッカー並みの瞬発力をもつ一方で、ナメクジや昆虫は大の苦手。まあ、おもろい人です。(絵・文:ミシマ)
岡田森 2023年2月に京都オフィスに異動になり、仕事に子育てに奮闘する、営業現場監督兼2児の父。内田樹先生、土井善晴先生、仮面ライダー、Excel、料理と、何かにハマると徹底的に追求する研究者タイプ。テンションが上がると息子さんが乗り移ったかのようなしゃべり方になる(ちなみに見た目もそっくり)。(絵・文:ヤマダ)
須賀紘也 自由が丘オフィス所属。東北、関東、中国エリアの営業を担当。野球、プロレス、歌謡曲、銭湯、都々逸など趣味は多岐に渡り、老若男女と話題を共有できる引き出しの持ち主。最近、分厚い『副詞用法辞典』を買った。満月の写真を撮るのが好き。(絵・文:ニシオ)
佐藤美月 経理チーム。自由が丘の実質的リーダー。ミシマ社の音楽全般も担当。ピアノを弾くようにキーボードをたたき、納品伝票をつくる。仕事中、まわりに聴こえないくらいの音量で鼻歌を歌っている。(絵・文:ホシノ)
山田真生 営業チーム。朝ごはんは菓子パンかヨーグルト、昼食は必ず外出して食べる、夕飯を食べているイメージがなぜかない、営業に行くと書店員さんからいろいろ教わって帰ってくる、背の高い男です。(絵・文:モリ)
角智春 編集チーム(京都オフィス)。穏やかで落ち着いた美しいアルトの声。眼差しにはつよい意志の光。南米留学経験あり。隣で突然吉本ばりのボケが起きても、時間差で吹き出す品の良さ。花にたとえるなら、しなやかで多彩なグラデーションが美しいコスモス。聡明で端正な仕事ぶりに、日々学ぶことばかりです。(絵:ハセガワ 文:カトウ)