第78回
2024.10.31更新
今日は10月の最終日です。ミシマ社は今月、19期を迎えました。新しい期のスタートダッシュの勢いもあってか、イベントがてんこもり。メンバーがあちこち駆け回り、あっというまに月末になりました。
つい目の前のことに追われる日々ですが、「時間をゆっくりにする」「スピードをゆるめる」ことの大事さも忘れないようにしたいです。先日、雑誌『ちゃぶ台13 特集:三十年後』が発刊となり、著者の方々による時間軸の長い言葉にふれて、ふーっと心を静めています。
さて、今月も「みんなのミシマガジン」を訪れていただき、ありがとうございました!
本コーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に起こるおもしろいことをお伝えします。
代表 三島邦弘の「今月と来月」
今月より創業19年目に入りました。おかげさまで、満18歳になりました! 先日、4ヶ月遅らせて発刊となった『ちゃぶ台13』の特集は、「三十年後」です。この特集を編集しながら何度も、30年後の現実は今この瞬間の動きが直結する、と痛感しました。ミシマ社も例外ではなく、創業50周年を目前に控えた30年後の今日の日のためにも、今を大切に生きようと思います。
来月のスタートを「学びの30年後を京都のお寺で考える」(森田真生・瀬戸昌宣)から始めることができるのは、幸いというほかありません。オンライン配信もない「この瞬間」をしっかり自分の身体に宿らせたく。
今月もたいへんお世話になりました。ありがとうございました。来月も、どうぞよろしくお願いいたします。(三島邦弘)
【今月の一枚!】
京都・今宮神社での「ハレトケ市」に出店しました。tupera tuperaの新刊『tupera tuperaのアイデアポケット』が発売になった直後のイベントで、おおいに盛り上がりました!(野崎敬乃)
まもなく発刊を迎える絵本『ゆめがきました』のサイン本を著者の三好愛さんに作っていただきました。写真の奥にいるのは絵本の中からでてきた「ゆめ」たちです(仕掛け屋・ハセガワ作)。(佐藤美月)
高橋久美子さんと新刊『わたしの農継ぎ』で、書店さん回りをさせていただきました。出演されたFM802のお膝元、親子三代で経営されている西日本書店さんの素敵な棚です。(加藤千里)
『ちゃぶ台』でずっと連載いただいている、漫画家の榎本俊二さんの「黄金狂画展」に行ってきました。黄金狂画たちが壁にびっしり。描き込みつくされた絵を前に頭がぼーっとし、かっこよすぎてありえない構図を前にしばし動けなくなり、変態すぎる絵を前に手に汗にぎり、へとへとになりました。(角智春)
【来月のおもしろいこと】
来月は、絵本にまつわる展示などの企画がもりだくさんです! そちらについては、他のメンバーが書きそうなので、私からは、芸術の秋、漢詩の連続講座のご案内を。今月から、連続講座「安田登のすごい漢詩」がスタートしました。今月の第1回は、安田先生の漢詩愛が止まらず、終わったあと、メンバー一同「高校のときの漢詩の授業の先生が安田先生だったらよかったのに」と言い合ったのでした。第2回は11月26日。第2回だけのご参加も、今から通しでのご参加も可能ですので、ご興味ある方はぜひ~!!(星野友里)
いま、3つの展示・フェアの準備しています。全部来月からスタートします。いろんな締め切りが混線していて、毎日何がなにやら状態なのですが、どの会場でも、ミシマ社の本や、紙の本のおもしろさを存分に味わっていただけると思いますので、読書の秋、ぜひご来場いただけましたら幸いです。くわしくはこちらへ。(長谷川実央)
来月14日(木)から、ニジノ絵本屋さんで「ちいさな総合出版社 ミシマ社の本の贈り物展」を開催します!(12/2まで)
ニジノ絵本屋さんは自由が丘駅のおとなり、都立大学駅のそば! いつもイベントに本作りにと、絵本の楽しさをあの手この手で伝えられているニジノ絵本屋さんで、ミシマ社の本作りをお届けする展示を行うことになりました。ぜひお楽しみください!(須賀紘也)
11月14日に三好愛さんの『ゆめがきました』が発売となります。お子さんの寝かしつけにもピッタリなお話の内容と、ほんわか優しい気持ちになるような三好さんのイラストが魅力の一冊です。表紙の手触りにもご注目ください! そして、11月22日(金)から未来屋書店 ⾼崎店・無印良品イオンモール高崎店=Open MUJIにて、原画展が開催となります! 本文原画がすべて集まり、『ゆめがきました』ワールドを存分に楽しんでいただける展示です!(山田真生)
運営メンバー紹介
三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。マグマを擬人化するとこんな感じ(?)。作る本は「なにもしない」「待つ」等の大切さを伝える内容が多いが、本人はじっとしてるのが超苦手。(絵・文:ハセガワ)
星野友里 編集から営業まで、ミシマ社のすみずみに手をかけて、チームを支えてくれるリーダー。そのエネルギー消費量は計り知れず、休日はフラダンスや旅先で英気を養う。よく行く温泉地は湯河原。(絵・文:サトウ)
長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ポップもパネルも展覧会も小道具も大道具も作る、X刀流の名プレーヤー。気の遠くなるようなほどのバランス感覚の持ち主。(絵・文:ノザキ)
加藤千里 2023年9月に入社した、ミシマ社初の営業マネジャー。最高のパッション、エレガンス、お茶目さを兼ね備える。仕事と同様、趣味・生活にも120%のエネルギーを注ぎ、花を150種類以上育てたり、年間100以上のライブに参加したりしてきた。こんな大人になりたいと思うような、素敵な方。(絵・文:スミ)
野崎敬乃 2018年入社、新卒6年目。編集の枠を超えて、営業面でも活躍中。「がんばりオーバーロード」と某デザイナーさんにネーミングされるほどのがんばり屋さんであり、「がんばるわたしが嫌いじゃない」フェアの発案者。パンクロッカー並みの瞬発力をもつ一方で、ナメクジや昆虫は大の苦手。まあ、おもろい人です。(絵・文:ミシマ)
須賀紘也 自由が丘オフィス所属。東北、関東、中国エリアの営業を担当。野球、プロレス、歌謡曲、銭湯、都々逸など趣味は多岐に渡り、老若男女と話題を共有できる引き出しの持ち主。最近、分厚い『副詞用法辞典』を買った。満月の写真を撮るのが好き。(絵・文:ニシオ)
佐藤美月 経理チーム。自由が丘の実質的リーダー。ミシマ社の音楽全般も担当。ピアノを弾くようにキーボードをたたき、納品伝票をつくる。仕事中、まわりに聴こえないくらいの音量で鼻歌を歌っている。(絵・文:ホシノ)
山田真生 営業チーム。朝ごはんは菓子パンかヨーグルト、昼食は必ず外出して食べる、夕飯を食べているイメージがなぜかない、営業に行くと書店員さんからいろいろ教わって帰ってくる、背の高い男です。(絵・文:モリ)
角智春 編集チーム(京都オフィス)。穏やかで落ち着いた美しいアルトの声。眼差しにはつよい意志の光。南米留学経験あり。隣で突然吉本ばりのボケが起きても、時間差で吹き出す品の良さ。花にたとえるなら、しなやかで多彩なグラデーションが美しいコスモス。聡明で端正な仕事ぶりに、日々学ぶことばかりです。(絵:ハセガワ 文:カトウ)