第82回
2025.02.28更新
本日が2月の最終日。他の月にくらべ日数が少ないこともありますが、それ以上に、あまりに濃密であっという間に過ぎ去ったという印象です。
このコーナーでは、月の最終日にメンバーが今月を振り返り、そして来月に起こるおもしろいことをお伝えします!
代表 三島邦弘の「今月と来月」
2月。『野生のしっそう』著者の猪瀬浩平さんがNHK「こころの時代」で特集を受け、本書から何箇所も引用、朗読されました。おかげさまで増刷に!
『中学生から知りたいパレスチナのこと』(岡真理、小山哲、藤原辰史)、朝日新聞「売れてる本」で酒井啓子先生が素晴らしい書評を書いてくださいました。「ガザ戦争については、2023年10月以降多くの本が出版されている。だが、中東と中東欧の歴史を交錯させてパレスチナ問題を論じた本は、初めてだろう」。本書は7刷となりました。
藤原さんのもう一つの共著本『青い星、此処で僕らは何をしようか』(後藤正文)の刊行記念対談を、ミシマ社ラジオで聴いていただけるようになりました。有料ですが、ぜひ! と〜っても面白いです。
新刊は2冊出ました。最相葉月さんのはなしシリーズ第二弾は、口笛世界チャンピオンの武田裕煕さんと、世界最古の楽器口笛のすべてを語った『口笛のはなし』。人はなぜ口笛を吹けるのか? その構造はまだ謎なのです。ミステリーはすぐそこに、ですね。
みなはむさん2冊目の絵本は『はるってなんか』です。春。生命が一新する時期。その蠢き全部が絵とことばで表現できるなんて!
益田ミリさん『みちこさん英語をやりなおす』は10刷、累計4.5万部となりました。
ご愛読、そして今月も応援いただき、ありがとうございました。
さ、来月はどんな月になるのでしょう。とても、とても楽しみです。春はもう始まっている!(三島邦弘)
【今月の一枚!】
たまに、いやけっこうたびたび、外出してオフィスに帰ってくると、玄関がこうなっている(写真)ことがあります。面白くてこの光景を撮ることが多く、写真がたまっています。先月は小さい靴が20足近く。今月は韓国からミシマ社京都オフィスをたくさんの方が訪ねてくれました。楽しかった!(野崎敬乃)
ポパイカメラは『自由が丘の贈り物』にも登場する、まもなく創業90年を迎える自由が丘の昔ながらのカメラ屋さん。店頭で売っていたポパカメに心をつかまれました。(佐藤美月)
2月9日、長澤知之ツアーで初めて仙台に飛びました。火の鳥みたいだな、と思って調べたら、手塚治虫さんが天に行かれた日でした。(加藤千里)
広島県にある書店・ウィー東城店の佐藤友則さんがミシマ社にお越しくださいました。ミシマ社ラジオ「#21 目からウロコの本屋論」を収録しながら、文庫本を超効率的に棚からおろすテクニックを伝授してくださる佐藤さんです。(角智春)
【来月のおもしろいこと】
来月3月18日に、『RITA MAGAZINE 2 死者とテクノロジー』(中島岳志編)が発売となります。雑誌のような、論考集のような、書籍のような、そのどれでもないような、不思議な成り立ちの本誌。おかげさまで昨年発刊の創刊号は増刷がかかり、第2弾となる今回も「濃密かつ最先端byミシマ」な一冊となりましたので、ぜひお手に取ってみていただけたらと思います!(星野友里)
3月9日(日)、京都・今宮神社で開催される「ハレトケ市」というマーケットにミシマ社の本屋さんも出店します。新刊はもちろん、巷でいま話題の本(←自分で言う)、新しい季節の始まりによりそう本など、京都オフィスメンバーが手売りします。おみくじや購入特典など、ちょっとしたおまけも準備中。来月はいまよりもう少し暖かくなっているのかなぁ・・・春のお出かけにぜひお越しください。(長谷川実央)
いよいよ春ですね。心機一転新学期、学び直しの季節です。営業チームのイチオシは『みちこさん英語をやりなおす』と『仲野教授の この座右の銘が効きまっせ!』です!(須賀紘也)
来月は新刊のイベントが目白押しです! 3/ 14 (金)には『口笛のはなし』発刊記念・武田裕煕さん×最相葉月さんトーク&ミニライブ「実は知らない、口笛のはなし」が本屋B&Bさんで(オンライン有)、3/ 20 (木・祝)には『はるってなんか』の発刊を記念して、青山ブックセンター本店さんでみなはむさん×筒井大介さん「はるってあたらしい!」が開催となります! さらに3/23(日)『tupera tuperaのアイデアポケット』刊行記念・tupera tuperaさんのトークイベント&サイン会 「生活も仕事もアイデアまみれ!大人が楽しまなくちゃ始まらないのじゃ~~」が奈良蔦屋さんで開催され、3/18〜3/31には代官山 蔦屋書店さんにて三好愛さんの『ゆめがきました』原画展が開催されます。ワクワクに満ちた忙しい日々が楽しみです。(山田真生)
運営メンバー紹介
三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。マグマを擬人化するとこんな感じ(?)。作る本は「なにもしない」「待つ」等の大切さを伝える内容が多いが、本人はじっとしてるのが超苦手。(絵・文:ハセガワ)
星野友里 編集から営業まで、ミシマ社のすみずみに手をかけて、チームを支えてくれるリーダー。そのエネルギー消費量は計り知れず、休日はフラダンスや旅先で英気を養う。よく行く温泉地は湯河原。(絵・文:サトウ)
長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ポップもパネルも展覧会も小道具も大道具も作る、X刀流の名プレーヤー。気の遠くなるようなほどのバランス感覚の持ち主。(絵・文:ノザキ)
加藤千里 2023年9月に入社した、ミシマ社初の営業マネジャー。最高のパッション、エレガンス、お茶目さを兼ね備える。仕事と同様、趣味・生活にも120%のエネルギーを注ぎ、花を150種類以上育てたり、年間100以上のライブに参加したりしてきた。こんな大人になりたいと思うような、素敵な方。(絵・文:スミ)
野崎敬乃 2018年入社、新卒6年目。編集の枠を超えて、営業面でも活躍中。「がんばりオーバーロード」と某デザイナーさんにネーミングされるほどのがんばり屋さんであり、「がんばるわたしが嫌いじゃない」フェアの発案者。パンクロッカー並みの瞬発力をもつ一方で、ナメクジや昆虫は大の苦手。まあ、おもろい人です。(絵・文:ミシマ)
須賀紘也 自由が丘オフィス所属。東北、関東、中国エリアの営業を担当。野球、プロレス、歌謡曲、銭湯、都々逸など趣味は多岐に渡り、老若男女と話題を共有できる引き出しの持ち主。最近、分厚い『副詞用法辞典』を買った。満月の写真を撮るのが好き。(絵・文:ニシオ)
佐藤美月 経理チーム。自由が丘の実質的リーダー。ミシマ社の音楽全般も担当。ピアノを弾くようにキーボードをたたき、納品伝票をつくる。仕事中、まわりに聴こえないくらいの音量で鼻歌を歌っている。(絵・文:ホシノ)
山田真生 営業チーム。朝ごはんは菓子パンかヨーグルト、昼食は必ず外出して食べる、夕飯を食べているイメージがなぜかない、営業に行くと書店員さんからいろいろ教わって帰ってくる、背の高い男です。(絵・文:モリ)
角智春 編集チーム(京都オフィス)。穏やかで落ち着いた美しいアルトの声。眼差しにはつよい意志の光。南米留学経験あり。隣で突然吉本ばりのボケが起きても、時間差で吹き出す品の良さ。花にたとえるなら、しなやかで多彩なグラデーションが美しいコスモス。聡明で端正な仕事ぶりに、日々学ぶことばかりです。(絵:ハセガワ 文:カトウ)