第10回
2021年度ミシマ社サポーター募集のお知らせ
2020.12.10更新
こんにちは。ミシマガ編集部です。ただいまミシマ社では、来年度の私たちの出版活動を応援してくださる「ミシマ社サポーター」を募集しております。2013年4月より始まったこのサポーター制度は、「贈与経済」のアイデアを参考にしています。サポーターの方々からご支援という形で受け取ったパスを、「一冊入魂」の出版活動(本をつくり、届ける)を通して、今度は読者へつなげていく。ミシマ社が今日まで活動を継続できているのも、サポーターのみなさまのおかげです。
ちいさな会社ながら、この間新卒をつづけて採用できたことも、サポータ制度のおかげだと思っています。これからの出版の世界で、若いメンバーが育っていく様を遠目に「いっしょに」見ていただけるのは、会社を運営していく上で、とても心強いことです。そこで今回は、2020年4月に入社した「新人・ヤマダ」に、この募集の記事を書いてもらいました。ぜひ最後までお読みいただけるとうれしいです。
***
こんにちは、新人のヤマダです。本日は、私のこれまでの体験を通じて、「ミシマ社サポ―タ―」とはミシマ社にとってどのような存在なのか、お伝えしていきます。
ミシマ社サポーターさんとは、ミシマ社の出版活動の理念に共感し、サポートしてくださっている方々のことです。「ちいさいミシマ社」「一冊!取引所」「MSLive!」など、ミシマ社は新たな試みに挑戦し続けていますが、それもサポーターさんの物心両面のご支援があってこそ、可能なことです。
サポーターさんとは、例年であれば、さまざまなイベントなどで直接交流をしていましたが、私が入社してからの8カ月間、新型コロナウイルスの感染拡大により、そのような機会はほとんどありませんでした。
しかし、今年の5月に私の歓迎会をオンラインで開催し、サポーターさんにもご参加いただいたり、6月には「サポーター茶話会」と題して、オンラインでお話会を開いたりと、画面越しではありますが、サポ―ターさんと交流する機会をもつことができました。右も左もわからなかった入社直後に、ミシマ社の活動を応援してくださっている方々のお顔を拝見して、お話しできたことは、とても大きな経験となりました。
また、先日、メリーゴーランドKYOTOさんにて開催した「ミシマ社のヒミツ展」では、たくさんのサポーターさんが足を運んで下さいました。他のメンバーから「〇〇さんが来ていたよ」などと伝え聞いたり、会場に置いてあったノートに、サポーターさんからのメッセージをみつけたりするうちに、改めて、多くの方に支えていただきながら活動していることを実感しました。
『ミシマ社のヒミツ展』@メリーゴーランドKYOTO
さらには、「顔は見たことが無いが、顔の見えた存在」であるサポーターさんからのおはがきやメールも、とても支えになっています。自分のした仕事が、みなさまに届いている、という確かな実感となり、仕事へのやりがいと責任を感じることとなりました。
サポーターさんには、精神的に支えていただいているだけでなく、たくさんの成長の場も提供していただいています。
サポーターの方々へは「サポーター特典」として、毎月ささやかな贈り物をお届けしています。
そのうちの「サポーター新聞」と「紙版ミシマガジン」は毎年新人が中心となって制作を行っています。
サポーター新聞とは、毎月のミシマ社の活動をお伝えする壁新聞のようなものです。また、紙版ミシマガジンとは、いまお読みいただいているウェブ雑誌「みんなのミシマガジン」を再編集して一冊にまとめた、非売品の雑誌です。
9月に制作した「紙版ミシマガジン 2020年春夏号」です。
この制作を通して、さまざまな仕事に通じる基礎基本を学ばせていただいています。記事の構成を考える際には、少しでもみなさまに楽しんでいただけるように、「どうしたらおもしろくなるか」「読む人はどんなことを求めているのか」などを考えることになります。また、メンバーに執筆してもらった原稿を1枚の新聞にまとめる際には、広告や書店さん向けの注文書などを作成する際と同様のデザインソフトを使用します。さらには、用紙を無償でご提供くださっている王子製紙株式会社さん、王子エフテックス株式会社さんと、印刷・製本を請け負ってくださっているあさひ高速印刷株式会社さんに、デザインや制作ケジュールについて相談したりと、社外の方ともたくさんやりとりをします。
私は現在、営業チームの一員として活動しており、直接本づくりに関わる立場にはいません。ただ、この新聞・紙版制作を通じて、一冊ができあがる過程を実際に体験し、デザイナーさんの製本・装丁のこだわりなどが少しずつ理解できるようになりました。そのことにより、書店員さんに書籍をご案内する際、内容だけでなく、作り手の熱量までも届ける、ということが少しずつできはじめていると感じています。
今回、自分のミシマ社での8カ月間の活動を思い返してみたのですが、どんなにサポーターさんに支えられ、成長させていただいているかを改めて実感しました。ひとりひとりのサポーターさんにお会いして、直接感謝をお伝えすることのできる日が、早く来ることを祈っております!
(ヤマダ)
2021年度ミシマ社サポーターのご案内
サポーター期間:2021年4月1日~2022年3月31日
*次年度の更新時期はみなさま2022年の4月となります。途中入会のサポーターさまには、その年の特典をさかのぼって、すべてお贈りいたします。
2021年度のサポーターの種類と特典
下記の三種類からお選びください。サポーター特典は、毎月、1年間お届けいたします(中身は月によって変わります)。
◎ミシマ社サポーター【サポーター費:30,000円+税】
いただいたサポーター費のうち約25,000円分をミシマ社の出版活動に、残りをサポーター制度の運営に使用いたします。
【ミシマ社からの贈り物】
* ミシマ社サポーター新聞(1カ月のミシマ社の活動を、メンバーが手書きで紹介する新聞)
* 紙版ミシマガジン(非売品の雑誌。年2回発行・・・の予定です!)
*生活者のための総合雑誌『ちゃぶ台』(年2回発刊)と今年度の新刊1〜2冊(何が届くかはお楽しみに!)
* 特典本に関連するMSLive!(オンライン配信イベント)へのご招待
* ミシマ社オリジナルグッズ
・・・などを予定しております!(※特典の内容は変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。)
◎ウルトラサポーター【サポーター費:100,000円+税】
いただいたサポーター費のうち約95,000円分をミシマ社の出版活動に、残りをサポーター制度の運営に使用いたします。
【ミシマ社からの贈り物】
上記のミシマ社サポーター特典に加え、
*ウルトラサポーターさん交流会
◎ウルトラサポーター書籍つき【サポーター費:150,000円+税】
上記のウルトラサポーター特典に加えて、その年に刊行するミシマ社の新刊(「ちいさいミシマ社」刊も含む)を全てプレゼントいたします。いただいたサポーター費のうち約100,000円分をミシマ社の出版活動に、残りをサポーター制度の運営に使用いたします。
お申し込み方法
サポーター費のお支払いの方法によって、お申し込み方法が変わります。以下よりお選びください。
⑴ ミシマ社のウェブショップから クレジット決済・コンビニ決済・PayPal・銀行振込 をご希望の場合
ミシマ社の本屋さんショップ(ミシマ社公式オンラインショップ)にてお申込みくださいませ。
⑵ 郵便振替をご希望の場合
下のボタンから、ご登録フォームに必要事項をご記入のうえ、お手続きください。後日、ミシマ社から払込用紙をお送りいたします。
ご不明な点がございましたら、下記までご連絡くださいませ。
E-mail:supporters@mishimasha.com
TEL:075-746-3438