第6回
「こどもとおとなのサマースクール 2020」開催のごあいさつ&チケットのご案内
2020.07.07更新
みなさま、こんにちは。ミシマ社の三島邦弘です。
今年の夏、念願のサマースクールを開講することにしました。
もとをたどれば2年前、周防大島でサマースクール(プレ)をおこないました(詳しくは「ちゃぶ台」Vol.3をご覧いただければ幸いです)。とはいえ、当時は一般の方々へ開いたかたちではありませんでした。昨年は多忙を理由に断念。このままいけば、今年も「ない」まま流されていたかもしれません。
が、今年はなんとしても、開催しよう。しなければいけない、と思うに至りました。
本年4月、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、全国で緊急事態宣言、自粛要請が出されました。ほとんどの学校も休校となりました。6月に入り、学校は再開されたものの、マスク着用を強いられ、子ども同士の「ふれあい」すら困難な状況がつづいています。そうしたことによる損失は、コロナ感染のリスクよりはるかに高い、という指摘もあるほどです。
こういうときこそ、私たちの出番! と思いました。
自宅待機や過剰な非接触で生じた「損失」を補いたい。先の見えにくい社会で生きていくための力をつけたい。そうした時代に求められる感覚をしっかり高めていきたい。なにより、学びは遊びだ! という体験をしてほしい。
このような声に応える夏に、一出版社としてとりくみたいと考えた次第です。
「おもしろい」を通じて社会に貢献するーー。野生の感覚をたいせつに、一冊入魂の出版活動をおこなうーー。今年の秋にはその活動も15年目に入ります。本年4月からは、出版活動の新しいかたちとして、MSLive!というオンラインでのイベント・講座・講義を主催しています。本屋さんの休業があいつぐ状況下、本当に信頼できる言葉をお届けする、渇望していた言葉との出会いを実現する。そういう場を設けるのも、出版メディアの大切な役割と考えたからです。また、私たちが日頃からめざしている「生命力の高まる」場になることも心がけております。
心身の感覚を高め、生命力が高まる場に。もちろん、「おもしろい!」が一番
「こどもとおとなのサマースクール 2020」も思いは同じです。
「つめこみ型」の教育ではなく、ひとりひとりのなかで気づきが生まれ、発見があり、学びそのものが喜び、という感覚が芽生えるような時間になればと望んでおります。
幸い、私たち自身がぜひともお話をうかがいたい、教えてもらいたい、という方々にご登壇いただけることになりました。必ずや、長引く自粛・Stay homeで縮こまった心身の感覚を解放し、身体感覚が高まり、生命力が高まるような学びの場となるはずです。もちろん、「おもしろい!」をたっぷり詰め込んだかたちで。
親子での参加、こどもだけ、おとなだけの参加も歓迎
全講座、こどもとおとな一緒に、親子でご参加いただいて、楽しめるよう考えています。こどもだけ、おとなだけ、の参加も大歓迎です!
参加者のお顔やお名前が出ないようにしておりますので、安心してご参加いただけましたら幸いです。また、第1部は、お子さんだけの参加でもご安心いただけるよう、講座の日の夜(19:30〜20:00)に「放課後」を設けます。第2部に向けての質問や課題の確認など、直接、ミシマ社スタッフが対応いたします。
前半と後半、そしてインターバルについて
各講座ともに、前半では、各講師のふだんのご活動をおもしろくご紹介いただきつつ、やり方や技術やコツなどをうかがいます。講座の最後に、講師の方から課題のようなものをご提示いただく予定です。
約10日間のインターバルのあいだに、その課題にとりくんでもらいます。長距離移動がむずかしい今年の夏、できるだけ近所で、自然と触れ合ったり、家で手足を動かしたりしながら、楽しくできる課題ばかりです。
後半では、課題の提出があった方で希望される方には、発表してもらう場合もあります。皆さんの提出課題にたいして、講師の方々からコメントをいただきます。最後に、夏休みが終わってからの日々で継続的に力を高めていくためのポイントをお話いただきます。
なお、課題の提出は自由です。課題は出さず、講師のお話を聞くだけの参加もまったく問題ありません。
各講座について
小説家のいしいしんじさんには、「作文」の書き方を。学校ではおそらく絶対に聞かないお話が飛び出しまくるかと。文章力アップはもちろん、発想の育て方のヒントにも。
生物学者・中田兼介先生(『クモのイト』著者)には、夏のいきものの見つけ方、遊び方を、専門家ならではの「目」から教えてもらいましょう。
浪曲師・玉川奈々福さんからは、ぞんぶんに浪曲の面白さと、日本語を語り、しゃべることのむずかしさとコツを届けてもらいましょう。伝統芸能に宿る、のびやかな心身を私たちも身につけたいものです。
建築家の光嶋裕介さんには、自分たちの生活の土台である「住」のお話と、家の作り方の基本の「き」を習います。ちょっぴり建築家になれる夏に!
絵本作家tupera tuperaさんには、「夏の工作」がおもしろくなる、とっておきの時間にしてもらう予定です。後半の発表の時間では、tuperaさんワールド全開の楽しい空間が見れそうです!
このように、他ジャンル、枠組みを縦横断する5つの講座を考えました。
家づくり、ものづくり、自然とのふれあい、文を書く、ハラからの声だし、笑い・・・各講座それぞれのおもしろさに触れるなかで、心身の感覚、五感もよりのびやかに高まり、育っていくのではないかと思います。
そういう点からも、全講座にご参加いただくことをおすすめします(各講座個別での参加も可能です)。
ライブで受講いただくのがベストですが、すべての講座でアーカイブをご覧いただけるようにします。午前中の講座は、その日の夕方までにはご覧いただける予定です。
みなさんのご参加、心より楽しみにお待ちいたします!
「こどもとおとなのサマースクール 2020」で、学びの喜びあふれる夏にしてくださいませ!!
(本スクール企画した三島の思いはこちらにあります。)
「こどもとおとなのサマースクール 2020」イベント詳細&チケットのご案内
※各講座内容の詳細に関しましては、こちらの記事をご覧ください。
「こどもとおとなのサマースクール 2020」各講座の詳細公開!&単独チケット販売開始します!
<開催方法>
オンライン配信(オンラインイベントの参加方法の詳細はこちら。)
※ご参加者には、イベント開催後(前半なら当日、後半なら翌日)、録画動画をお送りいたします。
当日、ご都合がつかない場合も、ご安心ください。
現在お申込みいただくと、第1部はアーカイブ動画にてご視聴いただけます。第2部からのご参加も受け付けておりますので、ぜひお申込みください!
<チケット情報>
2種類のチケットをご用意しております。おもわぬ講座との出会いが待っているかもしれない、全講座参加チケットでのご参加がおすすめです。気になる講座が複数ある方は、ぜひ、全講座参加チケットでご参加ください!
①全講座参加チケット(全10回):¥25,000+税 ¥15,000+税(先着50名限定)
②講師ごとの単独チケット(全2回):各¥6,000+税 ¥4,000+税
<よくあるご質問>
Q.当日、急に予定が入って参加できなくなってしまったら、どうすればよいですか?
A.参加者全員に、録画動画をお送りいたします(前半の午前の講座なら当日、後半の夜の講座なら翌日)ので、ご安心ください。
Q.オンラインイベントの参加方法がわかりません。
A.こちらのページをご覧ください。また、メール(shop@mishimasha.com)やお電話(ミシマ社京都オフィス:075-746-3438)でも、お気軽にお尋ねください。
Q.講座の前半だけのチケットは販売していないのですか?
A.こちらの講座は、全2回を受講いただくことで、内容が身につくように講師の方に講座を設計いただいています。そのため、恐れ入りますが、前半のみ・後半のみのチケットは販売しておりません。
Q.この講座の対象年齢は何歳から何歳までですか?
A.ここでの「こども」は小学生~中学生を対象としております。ただし、もっと小さくても、そして、大人の方でも楽しめる講座となっております。
Q.大人1人だけで参加してもいいですか?
A.もちろん大歓迎です! おとなでも楽しめる講座ばかりですので、ぜひご参加ください!
Q.忙しくて課題に取り組む暇がないのですが・・・
A.課題の提出は必須ではございませんのでご安心ください。
Q.こどもだけでの参加となり、こどもがしっかりと課題内容などを理解して取り組むことができるか不安です。
A.前半の講座開催日の夕方、「放課後」コーナーを設けます。そこで、ミシマ社の担当者から、もう一度課題について説明などいたしますので、ご安心ください。
編集部からのお知らせ
「こどもとおとなのサマースクール 2020」各講座の詳細&単独チケットについてはこちら
「夏が楽しくなる!大人のためのサマー講座」も開催中です!
現在、「夏が楽しくなる!大人のためのサマー講座」を開催中です! こちらも、豪華講師陣をお迎えし、楽しく学べる講座をご用意しております! この夏は、こどもだけでなく、大人もたっぷり学びましょう!
MSLive!イベント・講座一覧はこちら!
MSLive!で現在参加者を募集しているイベント・講座、録画動画を販売中のイベント・講座一覧をこちらからご覧いただけます。