第9回
「手売りシール大賞」発表!
2018.07.15更新
「本屋さんと一緒に、手売りブックスをもっともっと盛り上げていきたい!」「手売りシールを活用して、手売りの可能性を広げていきたい!」という思いからはじまった「手売りシール大賞」の企画(詳しくはコチラをご覧ください)。
ミシマ社メンバーによる推薦、本屋さんからのエントリーなど、ノミネートが多数集まりました。いずれも思わず「おお!」と声が出てしまうような、素敵な展開ばかり!
そしてつい先日、ミシマ社メンバーが集まって選考会を行い、「大賞」、「準グランプリ」、「テッチャン賞」が決まりました!
【大賞】・・・・・・・1店舗(副賞:著者手売り会開催券)
【準グランプリ】・・・1店舗(副賞:著者手売り会開催券)
【テッチャン賞】・・・2店舗(副賞:テッチャン消しゴムはんこ)
【その他ノミネート作】・・・多数(副賞:テッチャンバッジ)
どのお店をとっても、思いや手間や工夫が凝らされていて、正直選ぶのがとても難しかったのですが、中でも、特にこれは! という声の多かったお店を、今回選ばせていただきました。
それではさっそく、発表したいと思います!
【大賞】スロウな本屋さん
https://twitter.com/slowbooks/status/997752397614039042
https://twitter.com/slowbooks/status/1013306669315440640
【受賞理由】「本に自分で書いたシールを貼ることに抵抗もあった」という中で、そもそも「手売り」って一体なに? というところから試行錯誤を重ねて、お客さんも巻き込みながらシールに挑戦。お店のスタンプを押してみたり、お客さんと一緒に貼る場所を考えたりと、この試行錯誤の過程も含めて、まさに「手売り」を体現されていて、本当に素敵だなと思いました。
【準グランプリ】マヤルカ古書店さん
https://twitter.com/mayaruka_kosyo/status/1002830087421476864
【受賞理由】「店主の短歌」が綴られたシールを特典として同封。シールの小さなスペースに短歌を詠むという発想がすごいですし、京都のお店らしい感じもして、素敵だなと思いました(特に『京をあつめて』にはぴったりの趣向!)。また実際に歌を詠んでしまうセンスと技術がすごいです。
【テッチャン賞】
HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEさん
ジュンク堂書店名古屋栄店さん
★HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEさん
https://twitter.com/hibiyacottage/status/998123320938676224
【受賞理由】大胆かつ、オリジナリティあふれるカスタマイズが素敵なのはもちろんですが・・・当初、まだこのシリーズがなんなのか世間に広まってもいなければ、ミシマ社メンバーでさえ、この本の売り方を探っているなかで、発刊日にすでにこの感じで仕上げてきてくださっているところに、脱帽です。
★ジュンク堂書店名古屋栄店さん
【受賞理由】「手売りブックス」を盛り上げるべく、自ら「手売りシール大賞」にエントリーしてくださった心意気がうれしいです。また一冊一冊、異なるスタンプやシールやコメントを組み合わせて、「世界に一冊だけ」をつくってくださっている、そのひと手間に愛を感じました。
*副賞の「テッチャン消しゴムはんこ」は仕掛け屋チームが鋭意製作中です。完成次第、お店にお届けいたします!
他にもノミネート、多数!
上記4店舗以外にも、たくさんのお店で、シールを使って魅力的な展開をしてくださっています。こうしたお店のみなさまにも何かお礼と、「手売りすと(=手売りする人)」の証をプレゼントしたい! ということで、これから「テッチャンバッジ」を製作予定です。ご用意でき次第お渡ししたいと思いますので、どうぞお楽しみに!
以下、ノミネートされた中から、一部ご紹介いたします。
◆文教堂書店赤羽店さん:「Don't read, feel !! 賞」
→読まずに3秒で書いたとの噂も。インスピレーションの感度がすごいです。
→お店に関する豆知識をシールにひとこと。気がついたらお店について詳しくなってしまう仕掛けが面白いです。
→「手売り祭」開催など、賑やかに盛り上げてくださり、とにかく楽しい!
◆CAVA BOOKSさん:「思いついても実際にやるお店はここしかないで賞」
→番線印風スタンプ。観光地のように、お客さんが自分で押すスタイルも素敵です。
→旧いショップカードを有効活用して、シールの上に更に貼り付け。既にあるものをうまく再利用されていていいなと思いました。
→「近所宇宙」「理想京」「元気玉」など、シンプルにして核心を突く言葉選びのセンスがすごいです。
◆くまざわ書店池袋店さん:「お店一丸賞」
→5人のスタッフさんで手分けをして、一人一タイトルずつシール描き。お店ぐるみで取り組んでくださりうれしいです。またそのチームプレーが素敵だなと思いました。
→良かったエピソードのページ数が書いてあり、つられてついページを開きたくなります。
→何も貼っていないかと思いきや、手に取ってみると裏表紙にシールが。しかもマスキングテープでデコレーション。隠れシールで、ちょっとハッピーな気分に。
「手売りシール大賞」選考を経て
「シールにこんな使い方もあったのか!」という驚き、シールコメントを見たときの「こんなに丁寧に読み込んで書いてくれるなんて・・・」という感動・・・etc.
今回の企画を通じて、あらためて書店員さんのお仕事ぶりに励まされる思いです。そして何より、手売りというのは、一冊一冊、気持ちを込めて、丁寧に本を届けていくことに他ならないのだと強く感じました。
書店員のみなさま、あらためまして「手売りブックス」のご展開、ありがとうございます。これからも、「一冊入魂!」で、ともに本を届けていければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!
ミシマ社一同より
*スロウな本屋さん、マヤルカ古書店さんでの著者手売り会につきましては、お店の方とご相談しながら、開催に向けて準備を進めていきたいと思います。また決まり次第お知らせいたしますので、どうぞお楽しみに!
編集部からのお知らせ
第10回 BOOK MARKET 2018に出展します!
今年で10周年を迎える「本当におもしろい本」だけを集めた本好きのためのブックフェア「BOOK MARKET」。今年のBOOK MARKETは会場を浅草の台東館に移し7/28、29の2日間にわたり過去最大規模で開催。本や古本の販売はもちろん、本をテーマにしたイベントも行います。
ミシマ社ブースでは、7/29(日)13〜14時の間、佐藤ジュンコさんによる手売りサイン会を行います。『佐藤ジュンコのおなか福福日記』『佐藤ジュンコのひとり飯な日々』のいずれかお買い上げの方を対象に、佐藤さんがその場でサインをしてくださいます。ぜひご参加ください!
主催:アノニマ・スタジオ http://www.anonima-studio.com/
■日時
2018年7月28日(土) ~29日(日) 10:00~17:00
■場所
台東館 6階北側会場
〒111-0033 東京都台東区花川戸2-6-5
■出展社
朝日出版社、アタシ社、アノニマ・スタジオ、warmerwarmer、エクスナレッジ、偕成社、かもめブックス、カンゼン、木楽舎、グラフィック社、京阪神エルマガジン社、工芸青花(新潮社)、作品社、左右社、自然食通信社、信濃毎日新聞社、G.B.、而立書房、青幻舎、誠文堂新光社、大福書林、たつのいえ、タバブックス、地球丸、トゥーヴァージンズ、夏葉社、ナナロク社、西日本出版社、ニジノ絵本屋、PIE international、ハオチーブックス、ビーナイス、藤原印刷、堀之内出版、本の雑誌社、マール社、マイルスタッフ、ミシマ社、港の人、メリーゴーランド京都、ユカリロ編集部、雷鳥社、ライツ社、リトルモア(50音順)