2019年8月
日経プレミアシリーズ
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『可動域を広げよ 』
「痛気持ちいい」くらいのストレッチを毎日すると、身体の可動域は少しずつ広がっていく。本書では「人生ストレッチのすすめ」として、身体に限らず自分の頭や心の可動域を広げていくための方法が説かれている。毎日ちょっとずつ「痛気持ちいい」新しいことに挑戦することで、人生が豊かになっていく一冊。※新刊『脱・筋トレ思考』(平尾剛)と合わせて読みたい一冊を、アスリート書店員さんに選書していただいています!(石堂書店 店長(経験スポーツ:アイスホッケー) 石堂智之)
2019.08.30
みすず書房
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『習得への情熱―チェスから武術へ― 』
『脱・筋トレ思考』と合わせて読みたい本として、真っ先に浮かんだのが本書だ。チェスの世界チャンピオンが太極拳でも世界チャンピオンになった。思考と身体をリンクさせながら技を高めていく著者のスタイルを読めば、「上達のプロセス」には、あらゆることに共通するなにかがあるのだと気づかされる。何事も基礎・基本が大切で、それを反復し深めていくなかで、なにかがリンクしていく。脳にも身体性があるというか、身体はかしこいというか。とにかく、あらゆる上達の道にはどこからでもアクセスできるはずであり、それはとても素晴らしいことだと思う。
(恵文社一乗寺店 鎌田裕樹さん(経験スポーツ:サッカー))
2019.08.28
NHK出版
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『EAT&RUN 100マイルを走る僕の旅 』
僕はすこぶる科学的データというものに弱い。コロッと信じてしまう。科学・伝統・宗教など正しさの根っこは人それぞれだけど、スコットさんは感覚。菜食で走るとフィーリングが良いことに気づくと菜食主義ランナーの道を突き進み、数々の過酷なウルトラマラソンレースを制覇してしまう。僕はどこまで自分の身体の声に耳を傾け、信じられるだろうか。(ジュンク堂書店 池袋本店 新井孝典さん(経験スポーツ:サッカー、クライミング))
2019.08.26
新潮社
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『不動心 』
2006年5月、メジャーリーガーとして活躍していた松井秀喜さんを襲った試合中でのアクシデント。左手首の骨折は、選手としてのキャリアの中で大きな試練となりました。どのようにしてこの試練と向き合ってきたのか? この本を読んでいると、試練が訪れた時こそ自分が成長できるのだと感じさせてくれます。
※先週と今週は、新刊『脱・筋トレ思考』(平尾剛)発売を記念して、アスリート書店員さんに選書していただいています!
(ジュンク堂書店 天満橋店 上出さん(経験スポーツ:野球、柔道))
2019.08.19
方丈社
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『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語 』
本の行商があったなんて!! 小さい頃電車で見かけた行商の婦人たちを思い出しました。一人ひとりに歴史があるのを改めて感じました。
(ミシマ社サポーター 高瀬真由美さん)
2019.08.16
新潮社
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『BUTTER 』
エシレのバター、銀座ウエストのバタークリームケーキ・・・どっしりおいしそうな食べ物が具体名で出てきてついおなかがすき、カロリーの高いものを食べたくなります。「女性ががむしゃらに働くイミって?」とするどく考えさせられます。
(ミシマ社サポーター 棈松郁美さん)
2019.08.14
角川文庫
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『最後の忠臣蔵 』
映像的な文で、色彩が見え息づかいを感じるだけでなく、静寂も聞こえてくる筆使いが、さすが映画脚本家であった経歴の持ち主ならではという作品だと思いました。
(ミシマ社サポーター 挾間真美さん)
2019.08.12
WAVE出版
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『おなかがへった 』
食が後回しになりがちな自分、ましてやこの酷暑のなかでめっきり食欲がわかない。そういうときは、絵本に登場する豪快かつ繊細に描かれた食べ物と食卓の風景を眺めていると、やたらビールがすすみます。この絵本のなかで好きなシーンの一つをあげるなら、給食の準備をしているところです。マスクをつけてはいるけれど、あごにつけている、そういう男子の姿をみて、ああ、いたいた、と気にいっています。
2019.08.06
文藝春秋
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『行動学入門 』
個人の持つ心の火。それが行動を伴うと、
たくさんの人に燃え移って歴史を動かす。 うだうだ考えて一生を過ごすか。行動し前進し続けるか。
考える間もなく。まずは、行動せねば。と思ってしまう。
2019.08.01