第53回
ミシマ社合宿2023春 in 亀岡&るり渓 レポート(後編)
2023.04.18更新
こんにちは。京都オフィスのスミです。
本日のミシマガは、自由が丘のスガからバトンを受け取った私が、「ミシマ社合宿2023春」レポートの後編をお届けします! ヤー!
合宿一日目、へき亭の門前で、ヤー!
前編でスガも書いていたように、「合宿」は、何が起こるのかわからないミシマ社の名物(?)行事。私自身は、今回が2回目の参加となりました。
一度経験したことがあるとはいえ、いざ合宿に出かけるとなると、ドキドキ。
これまでの合宿って、どんなことをやったんですか? 先輩たちに聞いてみると・・・。
「みんなで滝に打たれた」「宿を予約せずにとにかく現地入り」「『みんなのミシマガジン』誕生のきっかけになった伝説の企画会議が・・・」「
・・・。大小さまざまな成果・珍事・事件が生まれる、それがミシマ社合宿なのだということが、わかったような、わからないような。
さて、今年はどんなことが起こったのでしょうか?
みんなの心と身体も温まってきたであろう2日目。その模様をお伝えします!
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合宿の朝は、もちろん「呼吸法」からはじまります。
意識して深く、勢いよく空気を吸ったり吐いたりするだけで、身体の中の淀みがパッと消え、気持ちの切り替えができるから不思議です。
・・・と、その効能を実感している私ですが、実は2日目の朝、どうしても布団から起き上がれず、この大事な時間をすっぽかしました。
昨夜のバーベキューで、がんばって火起こしした疲れがドッときたのですね。けっして、深夜まではしゃいでJ-POPを熱唱していたからではありません。「今何時! そうねだいたい・・・」と叫んでいたからではありません。
スミをのぞき、みんなで朝から呼吸法
早朝の呼吸法をさぼったにもかかわらず、このあと朝ごはんが始まると、ノコノコとダイニングへ這い出て、誰とも目を合わせないようにしてお味噌汁を啜った私・・・。こんな情けない状態でも、三島みずから作ってくれた土井善晴先生流のお味噌汁は、全身に染みわたりました。
気をとりなおして、企画会議です!
「るり渓」の素敵なログハウスにて、朝の企画会議
お題は、「これからの絵本の届け方」と「今年のサマースクール」について。
短時間でも熱いアイデアがどんどん誕生しました。
ミシマ社はこれまで、『はやくはやくっていわないで』『ネコリンピック』『おなみだぽいぽい』、また最近では『よるにおばけと』『みんなたいぽ』・・・といった絵本を刊行してきましたが、今年の夏以降も素晴らしいラインナップが続き、その展開がますます盛り上がりそうです!
また、夏といえば、毎年の恒例行事になりつつある「サマースクール」企画。
2020年より、「こどもとおとなのサマースクール 2020」「こどもとおとなのサマーキャンプ 2021」「こどもとおとなの夏の放課後2022」と題し、豪華な先生方とともに、オンラインでとっておきの学びの場を作ってきました。
会議では、次はこんな先生に講義をしてほしい、オンラインではなくリアルで集まりたい! といった声があがり、さまざまな企画の種が生まれました。
数か月後の実現に向けて準備を進めてまいりますので、お楽しみにお待ちください!
ぐーっと集中する企画会議を終えたあとは、宿の前でおもむろに運動の時間がはじまりました。
編集の大先輩ホシノの投球を、スミがちょっとビビりつつ木の枝で迎え撃つ
前日、ホームセンターでバーベキューの買い出しをしたとき、スガは野球ボールをサッとカゴに入れ、ノザキはバドミントンのラケットとシャトルをウンウン悩んで選び、デザインとカラーまでこだわり抜いて購入。そこに全力出すんだ・・・と私は内心思っていたのですが、実際にみんなでやってみると、超楽しかったのです。
新人ニシオ、バド部出身のノザキに必死でついていきます。
その傍らで、社長ミシマと4年目ヤマダが対決前の睨み合い。「どちらもそこまで上手ではありませんでした」(ノザキ談)。
ひと汗かいたあとは、また企画会議です!
広場の芝生で、青空会議を行いました。
ここでの議題は、まず、この5月に始動する「捨てないミシマ社」プロジェクトについて。
「捨てないミシマ社」は、断裁・焼却される予定だった本が「新しい商品」へと生まれ変わる、ミシマ社の新レーベルです。
本をできるだけ「捨てない」ことで、出版界に気持ちのいい循環が生まれる。そんな仕組みをつくりたいという思いから誕生しました。
バリューブックスさんの主催する「バリューブックス・エコシステム」とのコラボレーションでもあり、その詳細はこちらのページからもご覧いただけます。近日中にあらためて、このミシマガでも詳しくお知らせいたします!
青空会議は、なんとミシマ社の「IT改革」についても盛り上がりました。
「在庫管理にチャットGPTは使えないのかな?」
「特殊なサングラス型の、ウェアラブルなモニターとマイクを開発して、とにかく秋までには全員がこれを装着して働く体制を整えよう。これや! これでいこう!」
といった、「夢か現か」なアイデアが交錯。
実現すれば、新生ミシマ社になることは間違いありません。乞うご期待です。
こうして、アイデアを出しきり、おおいに遊び、新しい季節に向かう英気をしっかり養って、合宿の2日目が終了しました。
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最後にみんなで向かったのは、『時代劇聖地巡礼 関西ディープ編』にも登場する南丹市八木町にある、「まるや食堂」さん。〆のお昼ごはんをいただきます!
和食も洋食も楽しめる、昔ながらの定食屋さん。ミックスフライも、ハンバーグも、うどんもカレーも美味しいです。
が、なんといっても私たちの心を鷲摑みにしたのは、「ジョアンオムライス」でした。
安土桃山時代に八木城城主の家に生まれたキリシタン武将、「内藤ジョアン」をモチーフにしたメニュー。
ふつうのオムライスの上にケチャップで「ジョアン」と書かれている、という斬新な一品なのですが、食べてみるとやはり特別な気分になり、とてもおいしかったです。
自分は今回の合宿で、これほどにシンプルかつ鋭い企画を作れたのか? という自問と刺激の時間にもなりました。
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ということで、2日間の合宿は無事に幕を閉じました。
あらためて振り返ると、企画会議をたくさんしたなぁと感じます。
ふだん東京と京都の2拠点体制で活動している私たちにとって、みんなで実際に顔をあわせるのは、年に一度あるかないかの貴重な機会です。みんなで呼吸法をし、話し合い、「時代劇聖地巡礼」し、バーベキューも野球もやり・・・という時間を過ごすと、場がどんどん温まり、おもしろいアイデアが練り込まれていくのが不思議でした。
この2日間で得た感覚を、これからのミシマ社にしっかりつなげてまいります!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
編集部からのお知らせ
2023年度ミシマ社サポーターを募集します!
【サポート期間】2023年4月1日(土)~2024年3月31日(日)
★お申し込み特典★
①非売品の特別本『ここだけのミシマ社』
代表ミシマの書き下ろしの文章とミシマンガを収録し、なぜか営業・スガ(デザインは全くの素人)が装丁デザインを担当(?!)、まさに「ここだけの」一冊です。
②MSLive!「仕上がるまで終わらない!寄藤文平と営業・スガの時間無制限デザイン講座」のアーカイブ動画視聴URL
2023年度のサポーターの種類と特典
下記の三種類からお選びください。サポーター特典は、毎月、1年間お届けいたします(中身は月によって変わります)。
※特典の内容は変更になる場合もございます。ご了承くださいませ。
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