第70回
2024.02.29更新
あっというまに、2月の最終日となりました。今年は閏年。4年に1度のお誕生日を迎えられた方、おめでとうございます!
今月も「みんなのミシマガジン」を訪れていただき、ありがとうございました。
本コーナーでは、毎月の最後にミシマ社メンバーが今月を振り返り、そして来月に起こるおもしろいことをお伝えします。
3月は、いよいよ今年度最後のひと月。この一年にお世話になった皆様に感謝し、楽しかったことを思い出し、自分には「成長できたかい?」と問いかけつつ、一日一日を大切に過ごしたいです。
代表 三島邦弘の「今月と来月」
二月が終わろうとしています。ついこの前、新年を迎えたような感じもするのですが、逆に、もう一年分くらいの濃い日々が過ぎたような気もします。それほど充実の毎日を送っています。ありがたいことです。その最大の理由は、今、ミシマ社で働いている人たちが、まっすぐ、気持ちよく、仕事そのものに向き合っているからだと思います。
これって、当たり前のようで案外むずかしい。楽しく仕事をしていると言ったとき、実態をよく観察すれば、自分に引き寄せて仕事を縮小解釈したり、ある部分を自分なりに楽しんだり、といったことが少なくありません(もちろん、楽しめること自体は素晴らしいです)。けれど、仕事そのものに向き合うのは簡単ではない。その簡単でないことが今起きているのは、それができる人が一人、また一人と出てきているからです。その一人に引っ張られるようにして、一人ひとり、増えている。この循環を、著者の方々や書店員さんも感じてくださっている。だからこその、充実と思います。来月もこの流れをつづけてまいりたいです。
この流れのままに、明日から「ミシマ社ラジオ」が始まります!
そして、3月3日は、ハレトケ市(京都・今宮神社)に「ミシマ社の本屋さん」が出店。ぜひ会いにきてください!!(三島邦弘)
【今月の一枚!】
先月のこのコーナーで「来月は外回り営業しすぎてオフィスにいない人になります」と書いたのですが、2月前半は外回りで、後半は風邪で倒れることで、結果オフィスにいない人になりました。願っていたのとは違う実現の仕方でした。3月こそは外回りで不在になります。写真は外回りで撮影してきた、土井善晴先生の『味つけはせんでええんです』が茶碗と並ぶANGERS 河原町本店さんの光景です。(岡田森)
2月22日から、北海道の7書店で同時にスタートした「ゆきのゆきちゃん札幌7書店フェア」。きくちちきさんの絵本『ゆきのゆきちゃん』を購入すると、本のモデルになった「ゆきちゃん」のカードがついてくる、しかもお店によって絵柄は異なり、7種類ある、という夢の企画が始まっています。お近くの方は、この機会にぜひ〜!(野崎敬乃)
2月は天気の変動が激しく身体がついていくのに必死でした。先月このコーナーで願った雪が降ったので、それはちょっと嬉しい。(佐藤美月)
デビュー30周年記念作品『母の最終講義』が即4刷と大好評の最相葉月さん。今月は小倉に続き、一昨日明石に来られた際にも、僅かなご移動時間を使って書店様訪問をしてくださいました。本当にありがたいことです。(加藤千里)
【来月のおもしろいこと】
個人的な話ですが、今年に入ってから、社内の業務インフラを整えようプロジェクトを勝手にやっています。しかしながら、もう一つの大事な仕事である編集の仕事と、頭の使い方の食い合わせが悪いようで、どっちかに集中するとどっちかがうまく進まなくなり、結果、このプロジェクトの自分内スケジュールが後ろにズレ込んでいます。でも、3月末までには、完了させます!という宣言を、なぜかここでします!(星野友里)
来月は久しぶりに、ミシマ社の本屋さんが出張開店します。3月3日(日)10時~16時、今宮神社境内(京都)で開催される「ハレトケ市」に出店します。ここ数週間、毎週月曜の夕方、京都オフィスメンバーと「作戦会議」をしていました。どの本持ってく? こうやって売ってみない? あっ、こんなおまけもつけちゃおう! 準備しながらワクワクが高まっています。日曜日、もしまだ予定がなかったら、ぜひ遊びに来てください。買わなくてもいいので〜!(長谷川実央)
サポーターのみなさま、大変お待たせしました! 2023年度のミシマ社の内側の内側をミシマ社メンバー全員で振り返る本『ここだけのミシマ社』をいよいよお届けします! 昨年2月に開催の「寄藤文平と営業・スガの時間無制限デザイン講座」で、デザイナーの寄藤さんと8時間かけてデザインした縦長サイズが特徴的な一冊、実物を見るのが楽しみです!(須賀紘也)
3/2(土)~10(日)の期間、名古屋PARCO 東館B1F POP UP SPACEにミシマ社の本屋さんが登場します・・・!
「BOUQUINISTES -ブキニスト-」という企画で、いつもミシマ社の書籍をお取り扱いいただいているような東海地方の書店さんたちと一緒に出店します。
高校生の頃の僕にとって「オシャレ=名古屋PARCO」でした。そんな思い出の場所にミシマ社の本が並ぶことがとても楽しみです!
3/9(土)〜10(日)は私も店頭に立つ予定です。お近くの方はぜひお立ち寄りください!(山田真生)
来月はいよいよ、いよいよ、青山ゆみこさん『元気じゃないけど、悪くない』と、仲野徹さん『仲野教授の この座右の銘が効きまっせ!』を発刊します。
一方は、元気がない心身にも言葉が染みてきて、読み終わるころには胸の中にぽっと小さい手持ちランプが置かれているような一冊。他方は、笑いと知的さの超絶バランス、「おもしろい!」を360度で楽しむのに(ほんとうに)この上ない一冊。
別の見かたをすると、一方は、持っているだけで呼吸が深まる優しい装丁。他方は、燃えるような赤とクマがとにかく目に飛び込んでくる装丁。
内容も装丁もまったく違う2冊ですが、どちらも、春の始まりのお守りにぴったりです。お手に取っていただけたらうれしいです。(角智春)
運営メンバー紹介
三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。マグマを擬人化するとこんな感じ(?)。作る本は「なにもしない」「待つ」等の大切さを伝える内容が多いが、本人はじっとしてるのが超苦手。(絵・文:ハセガワ)
星野友里 編集から営業まで、ミシマ社のすみずみに手をかけて、チームを支えてくれるリーダー。そのエネルギー消費量は計り知れず、休日はフラダンスや旅先で英気を養う。よく行く温泉地は湯河原。(絵・文:サトウ)
長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ポップもパネルも展覧会も小道具も大道具も作る、X刀流の名プレーヤー。気の遠くなるようなほどのバランス感覚の持ち主。(絵・文:ノザキ)
加藤千里 2023年9月に入社した、ミシマ社初の営業マネジャー。最高のパッション、エレガンス、お茶目さを兼ね備える。仕事と同様、趣味・生活にも120%のエネルギーを注ぎ、花を150種類以上育てたり、年間100以上のライブに参加したりしてきた。こんな大人になりたいと思うような、素敵な方。(絵・文:スミ)
野崎敬乃 2018年入社、新卒6年目。編集の枠を超えて、営業面でも活躍中。「がんばりオーバーロード」と某デザイナーさんにネーミングされるほどのがんばり屋さんであり、「がんばるわたしが嫌いじゃない」フェアの発案者。パンクロッカー並みの瞬発力をもつ一方で、ナメクジや昆虫は大の苦手。まあ、おもろい人です。(絵・文:ミシマ)
岡田森 2023年2月に京都オフィスに異動になり、仕事に子育てに奮闘する、営業現場監督兼2児の父。内田樹先生、土井善晴先生、仮面ライダー、Excel、料理と、何かにハマると徹底的に追求する研究者タイプ。テンションが上がると息子さんが乗り移ったかのようなしゃべり方になる(ちなみに見た目もそっくり)。(絵・文:ヤマダ)
須賀紘也 自由が丘オフィス所属。東北、関東、中国エリアの営業を担当。野球、プロレス、歌謡曲、銭湯、都々逸など趣味は多岐に渡り、老若男女と話題を共有できる引き出しの持ち主。最近、分厚い『副詞用法辞典』を買った。満月の写真を撮るのが好き。(絵・文:ニシオ)
佐藤美月 経理チーム。自由が丘の実質的リーダー。ミシマ社の音楽全般も担当。ピアノを弾くようにキーボードをたたき、納品伝票をつくる。仕事中、まわりに聴こえないくらいの音量で鼻歌を歌っている。(絵・文:ホシノ)
山田真生 営業チーム。朝ごはんは菓子パンかヨーグルト、昼食は必ず外出して食べる、夕飯を食べているイメージがなぜかない、営業に行くと書店員さんからいろいろ教わって帰ってくる、背の高い男です。(絵・文:モリ)
角智春 編集チーム(京都オフィス)。穏やかで落ち着いた美しいアルトの声。眼差しにはつよい意志の光。南米留学経験あり。隣で突然吉本ばりのボケが起きても、時間差で吹き出す品の良さ。花にたとえるなら、しなやかで多彩なグラデーションが美しいコスモス。聡明で端正な仕事ぶりに、日々学ぶことばかりです。(絵:ハセガワ 文:カトウ)