第75回
2024.07.31更新
今日は7月の最終日。今月もミシマガジンを訪れてくださり、ありがとうございました。
いよいよ酷暑が最高潮に達していますね。熱中症や夏バテには細心の注意が必要ですが、夏は大好きな季節なので、7月が終わってしまうことがちょっとさびしくもあります。今月もミシマ社は、韓国での初イベント、大阪での「関西の出版社合同フェア」(紀伊國屋梅田本店)、東京での「BOOK MARKET 2024」、『中学生から知りたいパレスチナのこと』発刊などなど、各方面で大充実の時間を送ることができました。
本コーナーでは、そんな月の最終日にメンバーが今月を振り返り、そして来月に起こるおもしろいことをお伝えします。
代表 三島邦弘の「今月と来月」
7月は韓国。3泊4日で行ってきました。昨年に続き、2年連続の訪韓です。去年は海外に来たという緊張感と高揚が勝っていましたが、今年は国内の出張と同じような感覚。とまでは行きませんが、それにだいぶ近づいたのは確かです。それは、このミシマガで連載中の朴先生による偉大な通訳の賜物。同時に、拙著の韓国語版を出してくださったUU出版の皆さん、各社の編集者さん、などなど出版という共通の土俵のおかげです。言語は違えど同じ仕事をしている。その絶対的な安心や信頼を感じないではいられませんでした。もっとも、まだまだお客さん。何度も訪れ、同士としてつきあっていけるようになりたいです。
さて8月は、発刊を遅らせた「ちゃぶ台13」の追い込みです! 10年通い続けた地、周防大島の空気が心地よく練り込まれた号になりそうです。10月の発刊を楽しみにしていてください! それまでは、周防大島産の一冊、内田健太郎さんの『極楽よのぅ』でたっぷりお楽しみいただけると嬉しいです。(三島邦弘)
【今月の一枚!】
ブックマーケットで素晴らしい活躍をして、売上集計中のスガくんの方に、天使がいました。(星野友里)
『ここだけのごあいさつ』韓国語版が出版され、朝鮮日報さんに取材いただきました。ソウルのカフェにて(記事はこちら)。(長谷川実央)
私ごとですが、夏休みに伊豆七島の神津島に行ってきました。写真は島にある天上山の頂上にある「砂漠」です。山の上なのに砂浜みたいで不思議でした。私は自然の中に包まれるとき、なるべくぼーっとするようにしています。ぼーっとしているうちに、風を感じたり、今まで聞こえなかった鳥の声が聞こえてきたりと五感がかえって冴えてくるのを感じます。『坊さん、ぼーっとする』、おすすめです。(須賀紘也)
先日、担当を引き継いだ新潟に出張へ行ってきました。知遊堂三条店さんで開催いただいている大ミシマ社フェア、圧巻でした!(9月中旬ごろまで開催予定です)(山田真生)
【来月のおもしろいこと】
来月8月10日(土)、13時半から16時、大垣書店二条駅店さんの店頭にて、ミシマ社手売り祭りを開催します。代表の三島とミシマ社メンバーで、お世話になったお店のリニューアル前に「なんかおもろい」ことをやろうと企画中です。スペシャルなサイン本も! JR二条駅前、涼しいvivi二条にぜひお越しくださいませ!(加藤千里)
最相葉月さんのエッセイ集『なんといふ空』、23年ぶりにミシマ社からオリジナル版で復刊します。話しだすと長くなってしまうのですが、この本で初めて本の復刊に立ち会いました。作品が時を超えて読み継がれるために、自分ができることを考えて、相談して、つくっていく時間は、大きな流れに自らを接続させる行為で、とても心地よいものでした。8月にぴったりな装丁です、ぜひ読んでください。(野崎敬乃)
連日各地で猛暑のニュースが飛び交い、セミの鳴き声も勢いを増してきていますが、来月こそがいよいよ夏本番・・・。『絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話』にも書かれているように、湯船にしっかり浸かって夏の疲れをほぐしながら、8月を迎えたいと思います。(佐藤美月)
来月は、10月刊『ちゃぶ台13 特集:三十年後』の制作が佳境を迎えます。思えばちょうど1年前の2023年7月、『ちゃぶ台12 特集:捨てない、できるだけ』の取材のため、土井善晴先生と徳島県上勝町を訪問して、ゼロ・ウェイストセンターを視察したり、山と棚田を無言で眺めたり、おばあちゃんたちのよもぎ餅にほっぺが落ちそうになったりしたのでした。そんな前号にまけずおとらず、次号も生命力をどっしり湛えた雑誌になりそうです。まもなくデザイナーの漆原悠一さんから届く予定の表紙デザインラフが、楽しみで楽しみで・・・。(角智春)
運営メンバー紹介
三島邦弘 ミシマ社代表。編集者。マグマを擬人化するとこんな感じ(?)。作る本は「なにもしない」「待つ」等の大切さを伝える内容が多いが、本人はじっとしてるのが超苦手。(絵・文:ハセガワ)
星野友里 編集から営業まで、ミシマ社のすみずみに手をかけて、チームを支えてくれるリーダー。そのエネルギー消費量は計り知れず、休日はフラダンスや旅先で英気を養う。よく行く温泉地は湯河原。(絵・文:サトウ)
長谷川実央 京都オフィスリーダー。仕掛け屋チーム。ポップもパネルも展覧会も小道具も大道具も作る、X刀流の名プレーヤー。気の遠くなるようなほどのバランス感覚の持ち主。(絵・文:ノザキ)
加藤千里 2023年9月に入社した、ミシマ社初の営業マネジャー。最高のパッション、エレガンス、お茶目さを兼ね備える。仕事と同様、趣味・生活にも120%のエネルギーを注ぎ、花を150種類以上育てたり、年間100以上のライブに参加したりしてきた。こんな大人になりたいと思うような、素敵な方。(絵・文:スミ)
野崎敬乃 2018年入社、新卒6年目。編集の枠を超えて、営業面でも活躍中。「がんばりオーバーロード」と某デザイナーさんにネーミングされるほどのがんばり屋さんであり、「がんばるわたしが嫌いじゃない」フェアの発案者。パンクロッカー並みの瞬発力をもつ一方で、ナメクジや昆虫は大の苦手。まあ、おもろい人です。(絵・文:ミシマ)
須賀紘也 自由が丘オフィス所属。東北、関東、中国エリアの営業を担当。野球、プロレス、歌謡曲、銭湯、都々逸など趣味は多岐に渡り、老若男女と話題を共有できる引き出しの持ち主。最近、分厚い『副詞用法辞典』を買った。満月の写真を撮るのが好き。(絵・文:ニシオ)
佐藤美月 経理チーム。自由が丘の実質的リーダー。ミシマ社の音楽全般も担当。ピアノを弾くようにキーボードをたたき、納品伝票をつくる。仕事中、まわりに聴こえないくらいの音量で鼻歌を歌っている。(絵・文:ホシノ)
山田真生 営業チーム。朝ごはんは菓子パンかヨーグルト、昼食は必ず外出して食べる、夕飯を食べているイメージがなぜかない、営業に行くと書店員さんからいろいろ教わって帰ってくる、背の高い男です。(絵・文:モリ)
角智春 編集チーム(京都オフィス)。穏やかで落ち着いた美しいアルトの声。眼差しにはつよい意志の光。南米留学経験あり。隣で突然吉本ばりのボケが起きても、時間差で吹き出す品の良さ。花にたとえるなら、しなやかで多彩なグラデーションが美しいコスモス。聡明で端正な仕事ぶりに、日々学ぶことばかりです。(絵:ハセガワ 文:カトウ)