第15回
神奈川の吉田さん
2022.09.21更新
本日のサポーター名鑑は、ミシマ社サポーター制度が始まった2013年当初からお付き合いのあるサポーターの吉田さんにご登場いただきます。
吉田さんはよくミシマ社にメールやはがきでお便りを送ってくれます。そのお便りには、ミシマ社メンバーにとってとても励みになる言葉や吉田さんの日々のことがつづられていたりして、お手紙っていいなあと思えるあたたかさをいつも感じます。
そんな吉田さんから届いた今回の記事は、ミシマ社・三島にあてたお手紙形式の文章です。吉田さんの日々のたのしみを、お手紙を通しておすそ分けしていただいたような気持ちになりました。みなさんもぜひ、自分にお手紙が届いたような感覚でお楽しみください。
サポーターNo.15 吉田章子さん(神奈川県)
三島さま
前略 たいへんごぶさたしております! 三島さんはますますお元気そうで何よりです。私もぼちぼちやっております。2019年の10月に荻窪のTitleでの『ちゃぶ台』第5号の発刊イベントでお目にかかって以来お会いできていませんが、あれからもう3年近くたつんですね。世界がすっかり変わってしまい、コンピュータのスクリーン越しに人に会ったりお話を聞いたりすることにも慣れたわけですが、辻山さんと三島さんのやりとり(いつもすごくおもしろいです)を、他のお客さんと一緒に丸椅子にすわって聞いたことを懐かしく思い出しています。知らない人同士なのに同じ空間に身を置くことで不思議な一体感が醸し出されて、それは心地よいものでした。
思えばミシマ社とのおつき合いも長くなりまして、Titleのことを思い出していたら数々の楽しい記憶がよみがえってきました。「サポーター制度?? なんだかよくわからないけど面白そうだな」という直感にしたがった2013年(でしたか?)の私は正しかった。スタッフのみなさまにもずっとお会いできていませんが、サポーター新聞など折々にいただくお便りを通してみなさんがそれぞれ頑張っているのを知ることができて、ああサポーターでよかったなと思います。このところいただくばかりで全然お便りできずにすみません。いつもありがとうございます!
お便りといえば、私は手紙を送ったりもらったりするのが好きで、何人かとぽつぽつやりとりをしています。中でも楽しみなのが、ミシマ社がご縁で知り合った元サポーターのYさんから届く季節のお便りです。ダイレクトメールや役所からの通知など味気ない印刷物ばかりの中に手書きのはがきを見つけると、小躍りしたくなるほど嬉しいものです。
そして半年ほど前、Postcrossing(ポストクロッシング)という、世界中の人とはがきを送り合うしくみがあることを知って、これは私のためのものだと思い、すぐに会員登録をして、これが新しい趣味になりました。いちばん最近ではポーランド在住のウクライナ人女性にカードを送ったところです。世界は広くていろいろな人がいるということを実感できるし、何より楽しいので、手紙や切手が好きな人や、楽しく英語を使ってみたいという人に超おすすめです! よかったら三島さんもいかがですか? もし「始めてみたいけどインストラクションがぜんぶ英語だし、無理かな」という方がいたらお手伝いしますので、お声がけいただけたら嬉しいです。ぜんぜん難しくないですよ。
Postcrossingでもらったはがきの一部です。
鳥モチーフなどを希望しているので、このように鳥のカードが送られてきます。
ところで、突然ですが三島さんは最近いつ映画館に行きましたか? 私は以前よく映画館に通っていました。あるときから記録をとってみようと思って、いつどこで何を観たかわかるように専用の手帳をつくりました。今はシネコンだけでなくミニシアターでもチケットレスになったところが多いので、手帳に貼られた半券をみると、たった数年前のことなのになつかしいです。それにしてもよく観ていたものですね。配信はたしかに便利なので使っていますが、やはり映画館で鑑賞するのとはまったく別ものですね。「映画は映画館で」が過去のものになるのは寂しいし、映画館がなくなってしまうのも困るので、なるべく映画館に足を運ぼうと改めて思いました。
映画鑑賞記録の2018年8月分です。この月は15回みて累計118回になったということがわかります。「本」じゃなくて「回」なのは、同じ映画を複数回みるためです。Rocketman②とあるのは2回目ということです。
つらつら書いていたら肝心の本のことを書く前にほぼ字数が尽きてしまいました。本屋さんと本について書くととんでもなく長くなりそうなので、それはまたの機会にします。あと、ほんとうは鳥や環境問題についても書きたかったんです。なかなか書き出せないくせに書き始めると止まらなくなるのは、自分でもなんとかならないものかと思います。
長々と失礼いたしました。またお会いできる日まで、どうぞお元気でお過ごしください。
草々
追伸 先日のMS Live!のサコ先生のお話、とても良かったです。すごくおもしろかっただけでなく、言語教育や習得、学習についてのヒントがいっぱい詰まっていたと思います。次の『ちゃぶ台』に記事が載るということで、楽しみにしています!
ミシマ社の本のごくごく一部です。
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